103ページ目   商品先物

一網打尽

本日金融庁は金融審議会の金融分科会第一部会を開き、「投資サービス法」についての論点整理を行っている。

既に原案では元本割れリスク商品の事前説明義務等、売り手責任の明確化において商品ファンド等も含まれているが、依然商品先物取引の投資対象組み入れに対しては慎重論を唱える業界側と消費者(識者)側とでは認識の厚い壁がある。

二ヶ月前にも「大きな溝」と書いたが最後は何処まで主務省含め主張が通るのか結論が注目される。


チキンレース

週明けから各商品が再度の続騰体勢となり壮観この上なしである。

王道の金も2,000円の大台替り、本日は時事の記事でも「誰の負債でもない金が際認識された」と見かけたが、10/18付け当欄では「今の時代、発行元がないモノがキーとなって来るか。」とほぼ同じニュアンスである。

取引員の膨大な残玉に週末は白金よりも鞘を付けていた金はヤレヤレといった感じだが、それでもなお上る。

チキンレースにも似て来たが玄人、素人の区分が無くなるのもこの特徴である。


日本人買い

さて本日も続落となっている貴金属市場であったが、昨日は御存知の通りアジア現物で金が18年ぶりの高値、そして白金が25年ぶりの高値示現となった。

時事の記事では「円安で日本人買いに拍車」との見出しを見かけたが、なるほど為替の後押しもあって気がついてみれば一番熱くなっているのはこの日本であるのは事実、特にTOCOMのバランスは一目瞭然で突出しており普通に考えれば一旦外したくなるが心情だろう。

今後フィジカルとどうバランスを取ってゆくのか注目されるところ。


表彰キャンペーン

さて騰勢を一段と強めているメタル系が本日は一服しているが、負けずに歩調を合せているモノにアルミがある。

アルミといえば非鉄だが東のアルミと西は他にニッケルがあるが先週の理事会で市場新興策を展開と。

キャンペーンもその内容で心証の良し悪しが出るものだが、個別商品も再編睨んで正念場。

そういえばココもロケーション巡って合併思惑が燻っているところ、商品と共にその去就が注目される。


対象像

週末はTOCOMがBMA(バーレーン通貨庁)と覚書に調印したが、過去当欄「甲論乙駁」でも触れた今後の対象像を探る一過程ともいえよう。

今後の呼び込みにも注目だが、時事の記事によればBMA総裁は同時に「〜逆に日本からの投資が再び増えることも期待できる」としている。

一寸他を見てみればBRICsとやらでもて囃されインドでは注意喚起が起きる事態にまで過熱した経緯があるが、はてステージの違う中東はどう見られるか。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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