93ページ目   商品先物

DGCX

本日TOCOMとDGCX(ドバイ金商品取引所)は、協力関係構築や情報交換等での提携の為の覚書に調印したと時事にあった。

株式の方では一頃、今や某所商品取引員に買収されてしまった証券会社を機関店として、この中東からのオーダーが個別銘柄にも思惑を呼んだ時期があったが、DGCXをフィルターとしてどの程度の呼び込みを見せるか今後に注目だろう。

そういえばドバイに居る某エアラインのフライトアテンダントと先週話をしたが、実際商品取引に興味を持つエクゼクティブ層は多いのだそう。


業界考

さて各所で詳細は出ているが、周知の通り先週末に商品取引員の処分が出た。

ちょうど一週間前に指摘した取引員株全般は「知ったら終い」なのか週が明けて反発に転じている物もあるが、中には逆日歩常連組もあり未だ未だ思惑を残している。

今はなき取引員が上場した頃は早く貸借にならないものかと手ぐすね引いて待っていた輩が多かったが、中には街金に借株要請しているツワモノもいたのを思い出す。

まあ上場するとはそういう立場にもなるという事。

取引員株が万年割安なのは?と以前に書いた事があるが、昨今世界的な商品高の恩恵で最近は他業種とも遜色ない水準にもなってきた。

本当の意味で株価指標に信憑性が出て来るのは何時の日か。


自助努力限界

【我想う】の方で詳細だが、国内は来年4ヶ所に集約の方向と。

ただ他比較としても流れとしては更に半分になっても全く不自然ではない。

マザーとなりつつある所にしても以前書いたように、目先の利益に囚われ利用者の采配が偏るようであっては折角の御題目も台無しである。

東証でさえも外資から「もっと対話を」と恥ずかしい意見を言われる昨今、改正商取法や自助努力も結構だがこの業界こそ「もっと対話」が必要なのではないか。


ゲーム化

本日はオンラインゲームのゲームオンが顧客情報流出の為に、来週に迫った東証マザーズ上場が急遽ドタキャンとなったとの発表があった。

まあ間が悪かったというかこれに絡む関係者もいろいろあるだろうが、オンラインゲームといえばアエリアと豊商事は無料ゲームサイトを提携第一弾として明日オープンすると発表していた。

ゲームを通じて世代限定せずに商品先物未経験者の啓蒙とするという事であるが、提携モノでは同様の発想が業界では幾つか在るだけに、それぞれ今後どのように進展させてゆくか手腕を測る上でも興味深い。


救済目的

本日の理事会にて福岡商品取引所は関西商品取引所に対して、合併協議を正式に申し入れる事を決定した。

元々は自らロケーションの相違から合併は難しいとしていたのが、どういった経緯でこうなったのかいろいろと思惑も募るところ。

しかし毎月1,300万からの欠損ではキャシュフローが何処まで持つことやら、それこそカウントダウン状態なのは間違い無く、通常のケースではそれなりの整理へ向かうのが普通だろう。

それは兎も角、NON-Gただ一つを除いて両者ダブらない商品は現状三つ、前者も含めて他はマザーマーケットが存在し残るはブロイラーのみである。

本日の総出来高は何れも1本値で24枚。

要はこれを残すか否かというところだが、こちらも通常の常識では・・・


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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