過去の産物

さて、連日熱い日が続くが一寸前のこんな季節には大手ドラッグストア等ではレジ横に置いてあるアイスノン等がよく売れていた。ところでこのアイスノンの製造元である白元であるが、先に東京地裁に民事再生法を申請している。

同社に関しては、既にかつて他の同業と水面下の戦いを株式市場で繰り広げてきた大手が支援の構えを見せているが、白元といえばこのアイスノンの他にもいくつもの家庭用品で幅広く知られCMなどでも有名であった。それだけ認知度が高かっただけにこの報が出た時はけっこうな衝撃度であった。

もう一つ、昨日の日経紙一面・コンシューマーXでは「ノリノリでも終電まで」と題しバブル世代の堅実ライフ云々が書かれていたが、やはりこういったところに引用されるのは認知度の高いところでマハラジャ等が多い。ところでココと双璧であった後の第二世代「ジュリアナ東京」の元経営主体企業も約2週間ほど前にパンクしている。

こちらの場合はジュリアナ閉店後に形態が変わり時代も過ぎ去った今では当然ながら誰も注目することなくヒッソリとした清算という格好になったが、上記含め認知度が高い有名どころの破綻には其々の背景が複雑に絡んでいてその発表がなされた時にはいろいろと馳せる想いがあるものである。


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