依存の危険性
昨日は日本マクドナルドHDの2014年1-6月期決算会見が開かれていたが、その中で売上高が計画比で15〜20%落ち込んでいるとの件があった。この辺は言わずもがなで、先の委託先中国工場が使用期限切れ食肉を使っていた問題が発覚した事によるところが大きい。
同社は25日には中国製の鶏肉商品の取り扱いを中止して全てタイ製に切り替えたとしているが、この前日には国内の輸入業者がベトナムから輸入した冷凍シシャモに殺鼠剤と疑われるものが混入していたとの発表がなされるなどまたぞろ食の問題が世間で喧しい。
先週末の日経紙「春秋」には、「いまや日本人の食事は海外にどっぷりと依存している。結果、潜んでいるリスクが見えにくくなっているように感じる。」というくだりがあったが、過日のあるTV番組で流行りの大手養豚会社の社長がTPPに絡んでモノ申していた際に予想される食料資源危機に際して自給率が焦点になってくるとも言っていたのが思い出される。
結局のところ最終的な判断は消費者にあるワケだが最近のこんな悪質な海外業者の報道を見せられるに、一寸前のホテルの偽装問題等は特異な本邦の一問題でまだマシ?という感覚にさえなってくる。