十大予想
昨日の日経紙夕刊にはウォール街のご意見番、バイロン・ウィーン氏による2015年の「十大予想」が取り上げられていたが、同紙の予想は毎年どこかで取り上げられるだけに面白半分にしても各所で注目度も高いことで知られる。
ちなみに昨年は米株式やドル円などまずまず予想に近い動きをしていた一方で、原油や穀物などコモディティー系は原油の暴落などで外し具合が大きかった。今年の予想は米株式がS&P500種の15%上昇など株高が継続する一方で日本株は横ばい推移とし、荒れている原油は新興国需要拡大という昨年同様の理由を背景に後半にかけ70ドル台を回復するという。
もっともビックリ予想というのは、大方のアナリストなどという輩のある程度のレンジを移動平均に絡めたような横並びの無難予想と違い可也乖離した設定をするだけに当たった時の話題性もある。そんなワケで突拍子もない予想の能書き本を頻繁に出している懲りない輩も居るが、昨今のマーケットは近年に無いような動きをするようになってきておりこの手は予想の立て甲斐があるかもしれない。