今度は関西版

さて、一昨年にアジアで初の試みとなった「ミシュランガイド東京版」から二年、今週は明日の発売を前に星付けの発表があったりで一寸話題になっているのが「ミシュランガイド京都・大阪2010」である。

注目の星とやらは全部で計150店、うち三ツ星は京都中心にパリ、東京に次いで三番目に多いとか。一部おでんや串揚げ系もあり多彩な食文化を反映させる構成にしたようだが、春先頃に関係者が期待していた粉モノ系はその線引き加減がどうなのか不明ながら対象から外れている模様である。

さて三ツ星も場所柄当然というか和の一辺倒になったが、大御所の老舗が指定席の如く鎮座する様はまあやはりなという感あり、番狂わせでもあるとそれはそれで別な見方も台頭しただろうがいろいろ政治もあるのかなと。大阪の知人も言っていたが、あの吉兆にしても本家の流れを汲む?高麗橋が一つ星なのに対し、京都嵐山が三ツ星であったりとそうした部分にもこの辺が見え隠れする。

しかし、この京都・大阪版、昨年の今頃はこの関西版構想が「取材拒否店が続出し難航極めている、相容れない文化の存在が逆に安心感を齎す」と当欄でコメントしたが、マスコミの操作もあって要人コメントも二転三転な感あり。昨年は当欄でもちらりと様子を触れたように可也売れ残りが出たとも噂される同誌、さて毛色が変ったところで今回の食い付きは如何ほどか一寸気になる。


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