274ページ目   雑記

安定調達への道

さて今週あたまの日経紙企業面に「漢方主要原料 日本で生産」と題して、現在国内の医薬品メーカーは漢方薬原料を中国からの輸入品を使っているものの、現地の需要増で価格が高騰し安定調達に不安がある事で武田薬品工業などは主要原料であるカンゾウを日本で初めて量産する旨が出ていた。

しかし漢方といえばやはりツムラやコタローが先ずイメージされるが、武田もこうした分野での水面下の動きがあったのかと今更ながらわかった。そういえば昨年夏にも当欄でゼリア新薬が西洋ハーブを取り入れた一般用医薬品をシリーズで打ち出す旨を取り上げた事があったが、ビタミンやコンドロイチン企業のイメージも変わるものである。

ところで漢方といえば約6年ほど前に保険適用外論議が騒がれた事があったが今やほぼ半数の医師が処方に使う世の中で、ちょうど今週も某総合病院で付き合いのある医師と話す機会があったのだが、近年は従来使われなかった症例に可也効果が証明されてきている物もあるようだ。この辺は如何に現場を知らない机上の空論者で進められていた議論だったなとも思うが、今後も現在のエキス剤だけでなく生薬もその幅を広げてもらいたいと願う。


24年ぶりゼロ

さて、本日の日経紙経済面で目に留まったのは「上場企業の倒産ゼロ」という見出し。東京商工リサーチが昨日発表した件で、昨年に倒産した企業の負債総額は前年比で32%減少、1990年以来24年ぶりに2兆円を割り込んだといい、上場企業の倒産も実に24年ぶりに発生しなかったという。

確かに言われてみれば今でも市場にはほとんどパンク同然価格の企業が存在してはいるものの、帝国データの大型倒産速報などで上場企業の名は目にしなかったなと今更ながらに思う次第。

ただ上場企業はそれとしても倒産件数は10%減とはいえ9,731件あり、上場企業の倒産が24年ぶりにゼロの一方で従業員数が5人未満のような小規模企業倒産は減るどころかこの20年で最高となっているという。大手紙の紙面ではベアはじめとし大手企業を巡る環境改善が謳われているが、実態は利益の部分が下に回らず内部留保やその消却に回っている構図が浮き彫りになっているとも取れるだろう。


あれから9年

さて、連休中の日経紙(日曜に考える)では、2006年のライブドア事件が取り上げられていたが、考えてみればあれからはやちょうど9年が経過したワケだが今でも当時の様子が鮮明に思い出される。同紙の冒頭にはプロ野球への参入構想やニッポン放送株の大量取得など書かれていたが兎に角奔放な企業だった。

上記の通りその辺は特に株式政策において顕著で、問題となった関連のバリュークリックジャパンの100分割に見られるようにのべ3年で数万分割という異例の分割劇を繰り返しその度に株価が乱舞したものだ。こうした過程で様々な輩が入り込み兜町でも当時いろいろと噂が絶えなかった光景が懐かしくもある。

ただ、東京地検の捜索によって連日同社株はストップ安でも注文が入らない比例配分の憂き目に遭った際に、宴の後のナントカよろしく度重なる分割で単元既に最小の1株にまでなっていた事から比例で引っ掛かったのが1株とかだったりした場合、株式売却代金から手数料を引くとマイナスになったりする笑えない事例が出たりしたものだった。

しかしファイナンスにしてもこの分割はじめ株式交換からTOBまで、とことん隙間を見つけてグレーゾーンのギリギリを這っていったところは当時の盲点を炙り出したといってもよくそうした点での貢献?度合いは計り知れなかったと個人的には思う。簡単に纏めてしまえば倫理観云々という問題であったのであるが、逆に昨今ではそうしたエッセンスを持ったベンチャーがめっきり見当たらなくなったのが寂しいところでもある。


十大予想

昨日の日経紙夕刊にはウォール街のご意見番、バイロン・ウィーン氏による2015年の「十大予想」が取り上げられていたが、同紙の予想は毎年どこかで取り上げられるだけに面白半分にしても各所で注目度も高いことで知られる。

ちなみに昨年は米株式やドル円などまずまず予想に近い動きをしていた一方で、原油や穀物などコモディティー系は原油の暴落などで外し具合が大きかった。今年の予想は米株式がS&P500種の15%上昇など株高が継続する一方で日本株は横ばい推移とし、荒れている原油は新興国需要拡大という昨年同様の理由を背景に後半にかけ70ドル台を回復するという。

もっともビックリ予想というのは、大方のアナリストなどという輩のある程度のレンジを移動平均に絡めたような横並びの無難予想と違い可也乖離した設定をするだけに当たった時の話題性もある。そんなワケで突拍子もない予想の能書き本を頻繁に出している懲りない輩も居るが、昨今のマーケットは近年に無いような動きをするようになってきておりこの手は予想の立て甲斐があるかもしれない。


絶対の一品

本日の日経紙東京・首都圏経済面にはホテルオークラ東京が今年8月に本館の営業を終了し約1千億円を投じ建て替えに着手する旨が書かれていた。「今年こそ」と題し飛躍を期して新たな一歩を踏み出そうとするさまざまなシーンを取り上げるというものだが、まさにホテル業界は20年の東京五輪を控え事業テコ入れは待ったなしといったところか。

オークラといえば既にこの建て替えを前にカウントダウンイベントが昨年より開始されているが、従来は商用利用を一切しなかった本館ロビーでの結婚式や、一般開放していなかった貴賓室の宿泊プランなどフィナーレだからこそできる最後ならではのアイデアが随所に見られる。

しかし、日本美術の粋を集結させた建造物が解体されるのは残念ながら、代表的なメニューであるコンソメスープ等の伝統の味は必ず残してゆくと同紙には出ていた。オーキッドルームの所謂「絶対の一品」の一つであるが、かつて顧客に連れて行かれこの美味しさに出逢った時の感動は今でも記憶に残る。

さて、オークラほど大規模ではないにしろ都内では他に外国人需要を取り込む為にホテル椿山荘東京が3期に分けた改装計画をスタートさせ、京王プラザホテルもレストランを改装、過日ヒルトン東京に所用で出かけた際には2階のレストランフロアが改装工事の真っ最中であった。

斯様に新陳代謝が進みつつあるが、かえすがえすもオークラなどあのロビーで格子などを見る度に思い出すのは、このオークラの兄弟分?でかつてあった霞友会館で当時交流のあった人の顔も浮かんでくるというものである。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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