390ページ目   雑記

お宝放出

財務省が国庫に眠っていた金貨を競売する近代金貨オークションが週末に銀座で行われ、前々から目玉とされていた政府も一枚しか保有していないという明治10年旧2円金貨が従来の最高値を上回る3,210万円で落札された模様だ。

折りしも国の借金が過去最大になったと発表した財務省主催では今回が最後になるらしいが、これらの税外収入は50〜60億円に上るとの見通しを発表。

さてオークションといえば来月クリスティーズがニューヨークで開催するものにあの東大寺南大門の金剛力士像で有名な運慶の「大日如来坐像」が出品されるといわれているが、所有者が同意せず指定扱いになっておらず国宝級が海外流出する事になるかもしれないとか。

そういえば以前丁紹光の展示会に行った折に説明されたがこの手は中東の愛好家が原版から買占めてしまうので何時まであるか解らないとか、現代モノでもこれだから深く封印されている逸品は無数にあるだろう。


ドッグドック

一寸知人の付き合いで六本木の東京ミッドタウンにペット絡みで行ったのだが、いやはや昨今の待遇はもはや人間とほぼ同レベルまで来ているのに改めて驚き。

皮質や毛質に応じてシャンプーからセレクトするカットは犬種によっては銀座のママが行くサロンと同等の料金だし何とエクステまである始末、岩塩浴やら温泉浴のスパありまたヘルスケアもドックから歯石取りまで完璧、まあオーナーは満足だろうが当のワンちゃん達はどう感じているのだろうか?

ところでペットといえば先週末にはフィナンシャルタイムズ紙で、韓国ソウル大の研究者らが米国の女性から5万ドルでペット犬のクローン創りを受注したと報じていたが、研究目的ではなく事業としては世界初とか。

思わず数年前のシュワツェネッガー氏演じる「6d」で出てくるリペット?だったかのワンシーンが頭に浮かんだが、とうとうこれが普通のものになってゆくのか?という感じだが、倫理と欲望に個人観の問題はあれ個人的には溺愛したペットでもリペットはしないなという知人と同様の結論になった。


上手い!

海外市場は休場ながら日経平均は続伸、カタール系のマネーが欧米金融機関の株式取得の計画がある事や韓国系がメリルに出資する等の話が出ており、米モノライン問題も大詰めに来たとの期待感も一部に出ている模様だ。

それにしても先週末でもUBSが前年同期の黒字から一転四半期ベースで米シティを上回る最大規模の赤字幅を計上する等サプライズな発表がまだ出ているが、業績は兎も角このUBSといえば最近気になったのがホームのイルミネーション?広告。

中吊りやホームの広告はコピーもデザインもこれといって目を引く物がなく殆ど関心が無かったのだが、これは急いでいるにも拘わらず思わず立ち止まってしまった。

単純な構成ながら欧州で見る広告も同グループのそれは他とは一寸違うなと改めて思い出されたが、そういえば六本木で現代美術コレクションもやっている模様、勿論アートも重要な戦略として他と繋がっているのは当然ということになろうか。


購入リスク?

最近ワーナー・ブラザーズがHD陣営からの離脱表明したのに続き、今度はメインマーケットからウォルマート・ストアーズもブルーレイ・ディスク支持を表明しこれを受けてか東芝は撤退表明、遂にここ数年続いていたブルーレイ・ディスクとHD-DVDの規格争いが終結の見通しとなった模様だ。

この手のフォーマット戦争では「VHSとベータ」が昔あったが、技術的な詳細はよく解らないものの業界人に言わせれば容量の劣勢ともともとの陣営の獲得と取り込みからして孤立していたとか、しかし前回は仲良く?ベータで負けたが今回は両者明暗を分けたというところか。

さてこの撤退損失が幾らになるかは兎も角、不採算事業からの早期撤退は株主利益にも貢献するとの前向きな捉え方からか、週明けの東芝株価はボンヤリ寄った後はスルスルと値を伸ばし大幅続伸で引けたわけだが、株主の一方では既に購入した消費者の存在もあり敗戦処理は始まったばかりか。


BlueRose

一寸頼まれ事でキリンがやっているあのFLOREALへいったのだが、そういえば最近サントリーが青い薔薇を来年から国内で一般販売すると最近大手紙で見かけたのを思い出した。

青といえばサントリーは先に今の時期によく見かけるムーンダストなるカーネーションの販売を確か10年ほど前から販売していたような気がするが、言葉ではよく不可能を意味するブルーローズさえも可能になったという事か。

ところでこの薔薇、以前に複数の方から鮮やかな七色に花弁が輝いたモノを頂いた事があったが最初のインパクトは強いものの、こんな物を吸わされてと思うと何やら可哀想に思えたものだが、今回のはパンジーの青色色素作成の遺伝子を組み込んだものとか。

しかし何れにしても人の無い物強請りは尽きる事がない。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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