393ページ目   雑記

理解不能な評価基準

さて明日は前々から話題になっていた、アジアで初めての試みとなった「ミシュランガイド東京2008」が発売される。

御存知ミシュランといえば世界で発売されその絶対的な権威から有名なガイドブックだが蓋を開けてみれば東京は合計191個の星を獲得する大盤振る舞い、正直驚いたのは詳細でトップである三ツ星8店のうち5店舗が鮨含めた和食であった点。

一部巷で言われているように食文化が違う背景で育った外国の匿名調査員の方は和をどのように捉えたのであろうかも気になれば、評価にその施設項目があるのにも拘わらず失礼ながらあまりに簡素な店舗が多く入っていた等々他にも気になる点も多くあった。

まあ確かに色々な国の外国人をもてなした際でも異口同音に東京は料理が旨いと聞かされて来たし個人的にもそう思うので東京の星が多くなる部分に異論は無いが、ザッと見て少ないながらも行った事のある店で確かにあそこは旨いと思った所もあるものの、約三分の二は明らかにもっと美味しい他の店があると思った次第。

そういった点ではザガット等の方が幾分親近感も湧くような気もするが、誰が見てもその優劣が数字で解るような金融商品等の成績と違ってこういった人によって捉え方の違う分野をランク付けするのは不可能ではないかと思うのは私だけであろうか。


増税コンセンサス

本日の総会で政府税制調査会は、3年ぶりに消費税率引き上げを明記したほか配偶者控除・扶養控除の見直しにも言及する等平成20年度税制改正の答申を決定した。

焦点の消費税では首相が早期の消費税増税を否定している折その時期や上げ幅について今後の与党議論に委ねられる等、抜本改革先送りの感が強いものとなっている。

この辺については福祉色も引用されているようだがしかし普通に考えれば、もともとが依然として直らないというか多分その背景から直せないであろう公共投資等の無駄遣いから起因している結果であり、今から事前通知されても素直に納得出来ない一面もあり、これでむしろ消費マインドにも少なからず影響してくるだろう。


夫々の立場

さて個人的に今週一寸気になった事といえば、会社役員がメイプルソープの写真集を国内へ持ち込もうとした際に東京税関よりこれを禁じられ、これを不服とした輸入禁止処分取り消し訴訟の上告審で最高裁が口頭弁論を来年1月に開く事を決めたという件。

ロバート・メイプルソープといえば私も以前に、ファッション業界で活躍する某女性デザイナーから同氏の「Flowers」を贈られた事があり、元々オキーフが好みであった私をよく把握しているなと嬉しかった事があったがその時以来のファンである。

さてこれを関税定率法で輸入が禁止されている風俗を害すべき書籍とはなんとも無粋な判断であると思うのだが、アート系では他にもカレライカレラのロエベ資本が入りソフト路線に転向する前のジュエリーが成田で足止めされた等の噂も過去にあった記憶がある。

まあ立場違っての見解相違だろうが、関係者も敵地視察の積もりでたまには少しでもアートの鑑賞を嗜む心の余裕を持ったら如何と思う今日此の頃。


再進出の勝算

本日は一寸確認したい件があってあの「IKEA」に行って来たのだが、さすがに開店当時の数時間待ちが嘘のようにパーキング、店内共にストレスを全く感じる事なく移動可能であった。

このIKEA、ご存知のように独特なセルフサービスエリアに見られるように徹底したローコストオペレーションにより全世界で(商品の相場としては)信じ難い価格を可能にしているが、相変わらず北欧モノでこれだけ乖離があると値段とは何なのだろうと改めて考えさせられる。

さてこの類の大型店舗だが、カルフールやウォルマートに見られて来た様にとかくアジアではこの手は苦戦とのジンクスがあるようだが、やはり今後も特異とされる購買行動を読めるか否かが焦点になって来る点には変り無いか。


燈す

さてハロウィーンの一連のイベントが終了すると、彼方此方で今度はイルミネーションがスタートする。

主だったところで六本木のけやき坂は既にスタートしているとして週末には東京タワー、そしてガーデンプレイスの6億以上といわれるバカラのシャンデリアが寒い大気に暖かさを今年も添える。

他、いつもなら年末には東京ミレナリオも開催されていたのだが現在東京丸の内本屋を大正3年当時の姿に復元する工事の影響でこれは昨年からストップ、そういえばこの東京駅周辺といえば高層ビルのグラントウキョウタワーが完成し、内覧会の案内が来ていたが時間があったら覘いてみよう。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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