403ページ目   雑記

深謀遠慮

日銀が本日発表した昨年のマネーサプライでは、企業や家計のマネーがリスク性の金融商品にも向っているという実態が示されていた。

それを裏付けるかのようにネット証券大手5社の昨年10-12月期株式売買代金が合計で60兆円超えという発表もなされていたし、総じて12月末に記載したように「下から上って来た層」の活躍が目立つ最近である。

リスク性といっても中間層は次第にハイリスクの方へシフトするのも自然な流れであるからこれらの次に控えるFXや先物も環境は可也良好、市況もフォローし啓蒙するには千載一遇のチャンスであり、同時に旧態依然体質から脱皮するチャンスでもある。


金満増殖

さて掉尾の一振か本日も日経平均は年初来高値更新、商品もストップ高銘柄が続出となっていた。

そんな中、多くが本業の休暇入りで俄かトレーダーの注文が殺到したのかジャスダックでは注文処理の遅延障害が発生していたが、本業以上に儲かる麻薬を味わった向きの一方通行現象を如実に物語っている。

数年前の今頃であったか株の利益金をテレビ塔から撒いた20代の男性が居たが、同じ20代でも今年はスケールが違い直近ではジェイコム株で数十億円の儲けが発覚したのが記憶に新しい。

それも表に出てきただけで複数居り、表に出ていない分でも数千万から数億円程度の儲けを手中に収めた20〜30代の輩はゴロゴロしている。

いろいろ賛否両論あろうが、マネーのシフトにはビギナーズラックであろうとも身近に出た成功者?の憧れが一番効果的であるのは否定出来ない。

商品あたりでもこうした現象が次々に出て来ると面白くなるのだが・・と夢を見つつ本年は書き綴って来た筆を置きたい。


皆様一年間の御愛読誠にありがとうございました。
どなた様も良い御年をお迎えください。


夫々の事情

レフコの破綻から約二ヶ月であるが、当時ココのIPOの引き受け主幹事であったG・Sがグループ運用会社のハナ替え操作で金融庁から業務改善命令を受ける等何処の仕事か身辺が騒がしい。

さてレフコといえば本日は一応それがトリガーになったという事で東京FXフィナンシャルが民事再生手続き申請の意向を示している。

予定していた第三者割当増資がドタキャンになったという巷ではよくある出来事であったが、雨後の筍のように乱立したFX業者もちょうどその程度のペースで消えている師走である。


導入プロセス

金融庁は本日、来年から適用となる保険商品の新販売ルールを発表していたが、宣伝部分についても言及しておりこの手は徐々に証券系が軸になって来ているようにも見える。

今回の投資サービス法制定にしてもこの保険分野は最終的には一部商品に限定されたもののこの辺は後に含みを持たせている感もある。

そういった意味では先物業界も同様で先ずは商品ファンドあたりなのだろうが、まだまだいろいろな背景で紆余曲折か。


年末商戦

さて宗教の境目が無い本年の日本のイヴは週末という事もあって巷の賑わいは昨年を数段上回っていたような感じであった。

まあ日柄もあるだろうが本年はミニバブルといわれるように俄かにキャッシュを手にした向きも多く、下から上がってきた層も加勢してカネを落している分そう見えると言った方が良いかもしれない。

有名どころのホテルやレストラン等それに乗じて俄か成金スレスレの売り方も散見され、あまり趣味のいいものではないがそれもまた時勢か。

各々のサンタクロース。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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