412ページ目   雑記

芋蔓式

日証協は本日、虚偽の資金使途を投資家に示しながら社債を販売していたとしてAIM証券の会員権を6ヶ月停止、他過怠金支払いも命じていた。

商品業界ではこの話ですぐさま思い浮かぶのが、昨年年度末も差し迫った頃に突如違約を起こしたM社だろう。

そもそも販売総額の一部が発行体を通じて還流していたという疑義自体も俄かに信じ難い話だが、既に周辺関係者からもそういったニュアンスの話が喧伝されていた経緯もあり今後の成り行きが注目される。

また同社発行体の未公開株も一部ブローカー間では流通していた時期もあったと聞くが、同社に限らず内部では商品色掛かった新興証券の一部でも同様の話があり今後表面化してくるのかどうか注目されるところだ。


商品ネタ

生活センターに寄せられた商品先物に関する消費者相談は05年度が前年比半減、06年度も減少と勧誘規制の効果の表れか大幅減少となっている。さてそんな中を本日の商品先物業界ニュース我想うでも触れている通り、最近にわかに流行って?いるのが「ロコ・ロンドン保証金取引」だという。

商品先物からFX、そして海外オプションを経て今度は同取引と、その規制する法が無ければ幾らでも順次ネタを食い潰してゆくといった感だがそれにしても酷いものだ。

常識では寧ろ引っ掛かる方が珍しいのだが、需要あるところになんとかでとりわけ団塊世代が退職期を順次迎えるにあたって、そうした向きには世のムードに流されない自己管理が要求されよう。


投資銀行構想

各紙にて既報の通り、みずほFG系で国内4位のみずほ証券と6位の新光証券は、来年にも合併との合意を正式に発表した。

他みずほインベスターズあたりは戦略の違いで今回は抜けた模様だが、これで?三大?の一角である日興を抜いて3位に躍り出る証券の誕生となる。

ところでこの日興、持ち株の関係から両社の関係強化も言われているが、今が?旬?の同社を巡っては他にも様々な思惑が喧伝されている。

何れにしてもこの合併で銀行・証券の垣根を越えた、大手金融軸の再編が本格化する可能性もあり注目である。


時世時節

皆様、新年明けましておめでとうございます。本年の当欄は本日よりスタートとなります。

さえ今年も商品業界各所要人の年頭所感とやらが其処彼処に出ているが、心なしかマクロを語る傾向が減ったようにも感じる。まあその辺は兎も角、昨年は市場縮小で業界人口も減少の一途を辿り、当然新入社員も2期連続で減少というのは周知の事実だが、夫々がパイに合った適正な処へ回帰する動きは今年も続こうか。また何時だったかこの期に及んで「当たり前の事を当たり前に」との意見も何処かで見掛けたが、さてどの程度今迄こんなシンプルな事が出来なかった向きが方向転換出来るのかも見物である。

「当たり前の事を当たり前に」このコピーは、90年代の当サイト開設当初から常に我々が言い続けている言葉である。

本年もどうぞよろしく御願い致します。


ダンスカルチャー

今年は前述してきたように時代を築いてきたホテルやレストランの閉鎖が目立ったが、夜のカルチャーの方で閉まるところといえば大晦日で閉店を決めた「ヴェルファーレ」があった。

今でこそ雨後の竹の子のようにクラブ一辺倒であるが、同店はディスコ扱いで最後まで残っていたクチでこれに限らず、近年深夜営業に絡んではまあいろいろとヤヤこしい問題を内包していたとも観測される。

ジュリアナ東京やエムザ有明(古い!)はまた若干違ったのだったが、風営法上の都合で今やもう第二号というよりは手軽?に第五号というような企画系にカルチャーは流れているといった感がある。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

カテゴリー

アーカイブ

2025

3

1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31