423ページ目   雑記

当限並み?2

さて先月末には「当限並み?」として夜間取引の執行リスクについて触れたが、昨日【我想う】で触れていたナンバーポータビリティ制度に絡んで新料金体系を発表していたソフトバンクはその夜間取引で3,000円の大台を超える高値を示現していた。

明けて買い物から高寄りした本市場であったものの、引けはほぼ安値引けのマイナスと正にリクイディティーに因る明暗が浮き彫りになった形である。

何れも場でついた正当な値段であるが、これも顕著化すると一頃の商品のPGM系のような煽りの裁定現象もやろうと思えばどこかやる輩が出て来てもおかしくはない。


天候デリバティブ

昨日は昨年に続いて損保ジャパンが、暖冬リスク対応デリバティブ定型商品「暖冬デリバティブ」を発売する事を発表していたが、本日は三井住友海上が落雷を対象とした「雷デリバティブ」の販売を発表していた。

こちらは中国電力から落雷データの提供を受け、先ずは落雷回数が多い中国地方での販売計画らしいが、日本初だけにどの程度引き合いがあるか興味深い。

また上記にしても例年当業者でさえ苦労している石油製品関係の調整等、ヘッジニーズは其れなりにあると思うのだがデリバティブだけに今後の枝葉に注目したい。


国内モノ

さて経営権を巡る争いから?空?になってしまった事で、一時三月から休業していたあの「一澤帆布」が新体制で本日より営業を再開した模様。

結局新体制派と旧体制派に分かれてしまったが、地元では職人に人望の厚い向きが有力勢からは支持されている感がある。

都内でもあの味のあるタグが付いたトートバックを持った女性陣をよく見かけるが、モノが良いだけにこうした部分を絶ちかねない係争は残念な限り。

そういえば関東でも数年前に元町界隈が揺れた「キタムラ事件」があったが、こちらを彷彿させるような今回の一件であった。


合従連衡

さてロンドンではLMEウィーク開催中であるが、LMEといえば今週の時事でCBOTが狙いを付け触手を伸ばしている旨の記事を見かけた。

確かにここNYSEやユーロネクスト、そしてドイツ取引所等々合併・提携気運が高まっているが、国内でも上記NYSEのCEOが今月に入って今後3〜5年以内に東証と業務提携すると発言している。

次期上場を睨んで水面下での構築が画策されている模様だが、そうした脅威?は村上ファンド以降も触手が伸ばされている大証も然り、アジアに波が向かうのも自然な流れか。


Ivory

本日は長らく禁輸が続いていた象牙取引が再開の兆しという記事を大手紙で見かけた。

日本では最盛期に6割のシェアを誇った日本だが、99年の取引を最後に正式な取引は無い状態とか。

象牙は鼈甲や珊瑚と共にファンが多いが、これに限らず禁輸モノは当然密猟が絡み数回そうしたマーケットを見た事があるが、よくこんな物が調達出来たなというシロモノもあり、実に豪華絢爛?であった。

一部の富裕層には倫理より欲望が勝るらしく、これら含め毛皮、食材等々稀少ゆえにそうしたマーケットが形成され、こうしたビジネスは今も繁栄しているのが現状である。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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