利食い下手?

本日の日経紙一面にはドルが急落した今年3月に、日・米・欧の通貨当局がドル買いの協調介入を柱とするドル防衛策で秘密合意していたことが明らかになった旨が出ていた。

果たしてというかよくあるこの手の合意だがこの日・米・欧体制としては2000年からおよそ8年に亘って協調介入を実施していなく、日本単独の為替介入ではイラク問題がトリガーとなりドル売り盛んだった2004年3月16日の円売りドル買いを最後にストップしている。

米も苦渋の介入主導とコメントされていたが、ところで日本といえば当時からの長期ホルダーでそれこそ翌年の円安時における利食い?水準でもなお放置し続け、大量の外貨保有になっている様子は当欄でも度々述べた通り。

一頃「キャリートレード」が彼方此方で謂われたのが頭に浮ぶが介入とて所詮借金、また昨今税収不足が謳われて我々の負担が益々当てにされている折に、それこそ金利も含めてこういった値洗放置も如何なものかまだ一考の余地はあるのではないかとも思う。


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