12ページ目   外国為替

デスク

周知の通りFRBがFOMCにてFF金利誘導目標を0.5%引き下げ、公定歩合も0.5%引き下げを決定と市場が望むコンセンサスに沿う形となった事が好感され、昨日の急落が嘘のように日経平均は5年半ぶりの上げ幅を見せ急騰した。

一様にどれも高いので目立たないが6月に新規上場の際一度触れたマネパは業績再増額を好感しほぼ終日ストップ高に張り付く展開、この全面高下でもあまり派手に上昇しなかった取引員株とは明暗を分けた。

相場業界では一様にサブプライムローンショックで痛手を被りこのFX業界も例外ではなかったが、やはりリクイディティのあるところはデスクの部分で取れる構造上の旨みは大きく、同業でも手数料で喰おうという向きはますます逆行が鮮明になって来た感がある。


一本化の遠い道のり

「FOREX PRESS」でも既報の通り昨日はイーバンク銀行がFX業務に進出するとの発表がなされていたが、ネット専業銀行では昨年のジャパンネット銀行に継ぐ参入となる。

同社は東京金融先物取引所の「クリック365」を取り扱う予定としているが、依然として同取引と店頭取引とでは当局の対応が不透明な中を税制面で様々な物議が醸し出されている。

こうした部分に加えてコストの整備や商品設計との間に調整がつかない様は正に日本独特の奇異さを象徴しているが、これに限らず他商品関係も似たような物で目に見えない壁は多数、先行きの政策に含みを持たせているのか否か当局の不透明な言動は続く。


煽りから見るピーク

本日開いた金融政策決定会合で日銀は大方の見方通り利上げを見送り現状維持とする事を決定したが、これらや株高を一部織込む形で円は対ドルやユーロで大幅続落となっていた。

しかし為替といえば一時的かどうか落ち着きを取り戻した感のある同マーケット、先週は対主要通貨で一気に昨年来の急激な円高となり凄まじい嵐であったわけだが、今月上旬には英の「タイムズ」紙が「キモノ・トレーダーズ」のタイトルでFX取引に熱を上げる日本女性を特集記事で組んでいたのを思い出す。

事実先月には金利先物取引よりFX取引の売買枚数が上回り個人が半ばプロ化している実態が明らかになったが、CMEあたりの残高と比較してみるとそのピークがずれている分安易なFX熱がこの巻き戻しに大きく寄与したのは明白。

しかし上記の記事や雑誌の特集、末端では笑えるほど低俗なレポートの勧誘文を謳ったメルマガ等で、その煽りも目障りになって来たところが目先のピークというアノマリーだけは健在だなといつもながら想う次第。


隣の成功談

FX取引の昨今における膨張の様は度重なる新聞報道やカウボーイも折に触れてコメントしているので周知の通りだが、サンプルが多いほど事例が表面化するのも常で本日はまたこの手のFX取引における脱税で、三人の投資家を東京国税局が東京地検に告発していた事が報じられている。

業界に関連する脱税関係では先月も商品先物に関する物を採り上げた事があったが、その前もFX取引で豊島区の投資家や更に前には世田谷区の主婦がこれまたFXで4億円の所得隠しでにわかに有名になった経緯がある。

何れも店頭モノ主体という事からこれでまた「くりっく365」も別な処で勢い付きそうだがそれはさて置き何度も言うようにこのプレス効果は多大、頭を捻って不発濃厚な新商品を打ち出すより効果的なのである。


商魂

さて急伸した円は米市場が一服した事もあって3日ぶりに大幅反落となったが、ユーロも依然強く4日続伸から円は過去最安値を更新中である。

確か昨年も今頃対ユーロで最安値更新とか書いていたような気もするがその当時はまだ140円台、今から見れば途轍もなく安いイメージだが周知の通り主要通貨で今や円は最も弱含みその下落基調も長期化して来ている。

輸出競争力の方はいいとしても輸入品は更に高くなり海外モノの購買力は弱体化してゆくのは明白、これを裏付けるように今週からヴィトンはまたも平均2.5%の値上げを敢行しているが、いつも値上げ前後して立派なカタログや内覧会の案内等々を送って来る熱心さはヤレヤレである。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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