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半々の行動

本日東穀は2009年度中の株式会社化を目指す事を明らかにしていたが、そういえば東工取の方は本年中に株式会社化に移行し向こう数年で上場意向であったか。

さて東工取といえば先週には先の東証に続いて大証とも包括的な相互協力協定を結んだと発表、産業インフラとしての本格的活躍が十分確立されていない前にも政府の意向汲む格好で金融化として各々の事項が粛々と進んでいる状況だ。

また、振興協会の制度政策委員会で指摘されていた定率会費についても来月からボリュームディスカウントを試行的に実施する模様だが、この辺のツナギ的な事はともかく株式会社化を睨むなら当然資金ソースが違って来るだけに今後は透明性の高さも要求される一つの課題となって来るだろうか。


お宝放出

財務省が国庫に眠っていた金貨を競売する近代金貨オークションが週末に銀座で行われ、前々から目玉とされていた政府も一枚しか保有していないという明治10年旧2円金貨が従来の最高値を上回る3,210万円で落札された模様だ。

折りしも国の借金が過去最大になったと発表した財務省主催では今回が最後になるらしいが、これらの税外収入は50〜60億円に上るとの見通しを発表。

さてオークションといえば来月クリスティーズがニューヨークで開催するものにあの東大寺南大門の金剛力士像で有名な運慶の「大日如来坐像」が出品されるといわれているが、所有者が同意せず指定扱いになっておらず国宝級が海外流出する事になるかもしれないとか。

そういえば以前丁紹光の展示会に行った折に説明されたがこの手は中東の愛好家が原版から買占めてしまうので何時まであるか解らないとか、現代モノでもこれだから深く封印されている逸品は無数にあるだろう。


ドッグドック

一寸知人の付き合いで六本木の東京ミッドタウンにペット絡みで行ったのだが、いやはや昨今の待遇はもはや人間とほぼ同レベルまで来ているのに改めて驚き。

皮質や毛質に応じてシャンプーからセレクトするカットは犬種によっては銀座のママが行くサロンと同等の料金だし何とエクステまである始末、岩塩浴やら温泉浴のスパありまたヘルスケアもドックから歯石取りまで完璧、まあオーナーは満足だろうが当のワンちゃん達はどう感じているのだろうか?

ところでペットといえば先週末にはフィナンシャルタイムズ紙で、韓国ソウル大の研究者らが米国の女性から5万ドルでペット犬のクローン創りを受注したと報じていたが、研究目的ではなく事業としては世界初とか。

思わず数年前のシュワツェネッガー氏演じる「6d」で出てくるリペット?だったかのワンシーンが頭に浮かんだが、とうとうこれが普通のものになってゆくのか?という感じだが、倫理と欲望に個人観の問題はあれ個人的には溺愛したペットでもリペットはしないなという知人と同様の結論になった。


追い風と副作用

周知の通り昨晩のWTIは暴騰し終値として初めて100ドル乗せの達成となったが、これに限らずプラチナも13営業日連続の最高値更新、パラジウムや金も最高値更新だし大豆も然りと他の商品も軒並み史上最高値と商品は破竹の勢いである。

そんなわけでCRB指数も前日比2.8%高の395.25とこちらも市場最高値を更新、AIGやGSCI等も軒並み反発しているが、消去法でなく各々の材料が内包されているだけに過剰流動性が失望した市場から大挙して流れ込んで来るには格好な環境という事になろうか。

それでも国内では直ぐにアクティブ系というわけにはいかないだろうが、昨今大手証券系でも株価低迷からコモディティ投信の販売を強化しており認識が大きく変化するかどうかの試金石になるだろうか。

一方で懸念されるべきは国内市場、昨晩の上げ幅を見てもWTIの4ドル超や白金の90ドル近く尋常ではないが、設計上で追い付けず度重なる規制の連続では更なる取組減少を誘発しスパイラル的にリクイディティが失われてゆくのは明白、この辺こそ関係者の見直しが必要だろう。


上手い!

海外市場は休場ながら日経平均は続伸、カタール系のマネーが欧米金融機関の株式取得の計画がある事や韓国系がメリルに出資する等の話が出ており、米モノライン問題も大詰めに来たとの期待感も一部に出ている模様だ。

それにしても先週末でもUBSが前年同期の黒字から一転四半期ベースで米シティを上回る最大規模の赤字幅を計上する等サプライズな発表がまだ出ているが、業績は兎も角このUBSといえば最近気になったのがホームのイルミネーション?広告。

中吊りやホームの広告はコピーもデザインもこれといって目を引く物がなく殆ど関心が無かったのだが、これは急いでいるにも拘わらず思わず立ち止まってしまった。

単純な構成ながら欧州で見る広告も同グループのそれは他とは一寸違うなと改めて思い出されたが、そういえば六本木で現代美術コレクションもやっている模様、勿論アートも重要な戦略として他と繋がっているのは当然ということになろうか。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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