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燈す

さてハロウィーンの一連のイベントが終了すると、彼方此方で今度はイルミネーションがスタートする。

主だったところで六本木のけやき坂は既にスタートしているとして週末には東京タワー、そしてガーデンプレイスの6億以上といわれるバカラのシャンデリアが寒い大気に暖かさを今年も添える。

他、いつもなら年末には東京ミレナリオも開催されていたのだが現在東京丸の内本屋を大正3年当時の姿に復元する工事の影響でこれは昨年からストップ、そういえばこの東京駅周辺といえば高層ビルのグラントウキョウタワーが完成し、内覧会の案内が来ていたが時間があったら覘いてみよう。


偽装ラッシュ

銀座に所用があってたまたま不二家の前を通ったのでふと思ったのだが、依然食関係においては今週も偽装発覚ラッシュが続きまだ続出しそうな気配である。

中京圏の代表的な土産一つであった赤福餅も随分騒がれ、偽装発覚以降は同じ伊勢名産でそれとなく似ている御福餅がここ連日の完売と大ブレイクだったらしいが、今度はその御福餅さえも偽装報道が出る有様でもう何も信用出来なくなってしまう向きは多いだろう。

さて信用といえば今週出た一連の中で船場吉兆も偽装していた件があるが、吉兆よお前もかと恭しく出される懐石も色眼鏡で見られる事になるかと思うとその重大さは計り知れない。

ミートホープ、白い恋人、ミスド等々他にもいろいろあるが、未だ表に出ていない件は聞いているだけで幾つもある。


万国共通

本日は毎年恒例のハロウィーン、この行事キリスト教でいうところの万聖節の前夜祭というわけだがこの期になると娯楽施設始めとしてのイベントやら街中のレストランメニューからフラワーショップまで趣向を凝らした今年の?モデル?がズラリと並ぶ。

アイルランドの知人は蕪なのだが一般には南瓜に灯を燈したりするわけで、この辺がお盆の迎え火や送り火と重なる部分もあり魂が蘇るとの意からも通じるところありで日本人には比較的馴染み易いのかもしれない。

夏のお盆の時期には涼?の効果もあってかよくお化けモノが取り沙汰されるが、FOX等はこの時期が所謂お化けモノの季節で番組構成もそうしたモノに傾斜して来ており、季節感一つ取ってもお国柄が各々反映され面白い部分がある。


証券株との相違点

昨日は商品業界5団体のトップが一堂に会し、商品取引員の置かれている現状や課題等の意見交換をする場が設けられた模様だ。

意見としてはやはり今迄概ね議論されてきたような抽象論が多いと感じてしまう部分は否めないが、管轄主務省や取引所レベルでは矢継ぎ早に今後の展開を睨んだ方策が為されている中でこうした取引員の経営環境や事業展望等は殆ど議論に挙がっていなく、この辺は度々当欄でも取引員と取引所レベルので行動のギャップと評してきた事である。

今後中間決算の発表が続々と控えるが、一部の訳ありの向きを除いては上場取引員株は決算悪を織込む形で年初来安値近辺での低迷が大半、こうした光景は株式活況時に映える証券株とは構造的に異なる事を端的に示している。


機会損失

週明けの本日も騰勢が止まらない原油が時間外取引で最高値を更新したのを始めとして、TOCOMでは貴金属の約定高値更新やゴムの300円大台超え等先物市場はどれもこれも破竹の勢いなっている。

そんな中を時事の記事にて「活況を呈する中を日本の先物市場はこれと裏腹に出来高や総取組高の減少に歯止めが掛からず苦戦を強いられている」という旨が目に付いたが、値は兎も角確かにリクイディティーが更に極端な低下を示すようだと正に絶好の機運を生かせず地盤沈下だけが鮮明になってゆくのは明らかか。

FUTURES PRESS等では既報の通りまたも取引員関係の処分が為されたが、適正なる手段で新規顧客開拓をしてゆく過程で旧来の手法が通用せずこれほど開拓にブレーキがかかり委託者減少が鮮明になっているのは今迄の歪を物語っている点は否めなく、この環境を生かし切れない損失は大きい。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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