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クリスマス一色

本日は日比谷公園にて明日から点燈される巨大なクリスマスツリーの内覧会があった模様で近辺は盛り上がっていたようだが、都内で他にツリーといえば表参道ヒルズもクリスタルのツリーあり、また東京タワーも然りと連休前になって嫌でもそうした雰囲気が出てくるというものだ。

何れもツリーだけに25日までという感じだろうが、久し振りに車で松屋の前を通ったらこちらはビルがルイ・ヴィトンになっており、これまた25日くらいまで電飾が施される模様とか。

ところでこの松屋、いつだったか銀座に老舗を構える旦那がセレクトした品を集めた企画展をやっていたが、再編の思惑が出る中で決算時に自主独立を宣言しておりブランドの進出盛んな中で企画一つ取っても地元密着型で差別化という路線にも見えるが、自主独立という中には再編劇があった他社の絡みも見え隠れし今後第二幕への続きも匂わせている。


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貸金業の適正化を目指し諸問題の解決を図る改正貸金業法が本日からいよいよ施行され、金融庁は同法施行によって業者の業務運営全般を監督する事となった。

夏場にも触れたが同業界は民事再生やら合併やらで淘汰が進み、いまだに過渡期であるが次期総量規制を睨んで各社前倒しの姿勢で臨むところが多く大手では既に足並みが揃っている。

これらによって間口が狭くなった分、またブラックビジネスが横行してしまうという懸念もさることながら、改正法で先行している業界では多様されている業務改善命令も導入される事から同業界は戦々恐々と時事にも出ていたが、コンプラで萎縮した業界は何処も似たような冬の時代が鮮明になって来た。


相場から狙われるモノ

原油価格の動向を受けて各社仕切り値と共に石油製品の小売価格も既報の通り史上最高値を更新し続けているが、その余波かどうか週明けには石油業者の油槽所で貯蔵タンクから軽油が抜き取られているとの事件があったらしい。

タンクローリーまで動員した可能性もあるというからいやはや大掛かりな事をしたものだが、この手は前回も触れたように受け皿というかマーケット構築が整備されている事も多くある意味その周到さに感心?する事も度々ある。

しかし今年当欄で触れた盗難モノは、春先の非鉄金属から始まって初夏の金、そして今回の石油製品と商品相場と共にその変遷も世相を反映しているか。


勝てば儲かる

さて先の対話集会でクリントン候補に攻撃的討論で挑んでいたオバマ候補だが、IEM(アイオワ電子市場)でもクリントン候補の株が弱含む一方でオバマ候補の株は急反発と本日の時事に出ていた。

確か前回の時もこの「大統領選先物」に触れた事があった記憶があるが、最初に州の予備選挙が行われる地のアイオワ大学において88年から研究・教育目的で運営される電子市場は、世論調査よりも更に実際の結果との乖離が少ないといわれる。

まあ確かに監督官庁の認可のもと実際にお金が動き一般の参加も出来て時系列でも見られるユニークな取引となれば、出口調査とやらでそこそこのサンプルにて済ますものとは違ってくるだろうし、なによりこうしたもので非関心層に対する効果は可也大きいと感じる次第。


投資の障壁

さて11/29にも触れたように今や世界を席巻しているSWF(政府系投資ファンド)であるが、日本でも自民党が月初に設立総会を開くなど来年度中の国営ファンド設立を視野に入れる動きが出ている。

現在日本の外貨準備は世界二位となっているが、米国の貿易赤字等をい背景に新興国始めとしてドル資産に偏重したリスクを減らす為に運用多様化が進む動きの中を遅ればせながらそうした機運が出て来たものか。

ただ、縦横無尽な中東系オイルマネーなどとは毛色も違い、為替介入時の副産物?から続いてやはり米国債が絡んでいるだけにこの辺は国の事情もあって慎重論も出ている模様、昨日もサブプライム対策基金の融資要請等されていたようだが目的そのものである投資に集中できない複雑な事情を抱えてまだ紆余曲折か。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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