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気回し

今日は爬行色の展開となった石油製品市場であったが、依然ファンド系の玉が市場を席捲しており、昨日の大量売りから本日は再度まとまった買い物を入れたりと目まぐるしい。

とはいえこの手はよくマッチポンプ的な物があったりするのが珍しくないが、まあその辺はさておき海外勢の取引増加傾向は依然続いているようだ。

最近の時事で、投資ニーズは高いが使い勝手の悪い仕組も多く戸惑いや不信感が足かせになっている面もあるとの旨を見かけたが、意外にやりたい放題できる「おいしい使い勝手」が出来る市場になっているかもしれない。


魔の30分

昨日は「〜どうも立会いを遅くしてから別な「取り方」に方向が向かってしまっているようだが〜」とコメントした東証であるが、売買システム増強に合わせて遅くとも5月中に30分短縮措置の解除をすると発表していた。

あれ以来巷では「魔の30分」とか揶揄されていたが、本日漸く重い腰を上げた感じで随分と時間の掛かったものだ。

当時であればまだケチの付いていない?大証を同時刻にずらす事によって魔の30分を埋める暫定措置も取れただろうに、領域の都合からか連携すら出来ない部分はやはり少しおかしいだろう。

発展途上をまたも露呈だが今度は何が出てくるやら・・


先物寄与度

週が明けて商品市場の方は海外市場の?鬼の居ぬ間に・・?ではないが再度急騰モードである。

そうかと思えば株式市場の方は依然低迷から抜け出せないままである。

どうも立会いを遅くしてから別な「取り方」に方向が向かってしまっているようだが、高いとはいえ商品の方も脆弱性を孕んでいるということには変わりが無いだろう。

双方共に中途半端な水準でロングした向きが回転するか否かだが、均衡の崩れには注意したいところ。


機運

今月の上旬に「因循」のタイトルで主要取引所一極集中型という現状に触れたが、本日は中部商取と大阪商取が今秋をメドに合併という報道を時事にて見かけた。

どの道こうした現象が起きるのは決まっていたが、選択肢は限られているわけだし早めにコトは運んだ方がよいだろう。

モノや規模はまったく違うが、昨今のメガバンクにも似ておりここから更なる追随という動きも自然なところか。

同時進行は難しいだろうが、この機に上場商品についてもリストラを真剣に検討して頂きたいもの。


独走

昨年いろいろ物議を醸し出したジィコム問題の基金「証券市場基盤整備委員会」は燻り出された?証券会社50社から計209億円の拠出があったとの報道。

投資家の信頼確保や証券市場の活性化を図るために活用とされるが、具体的にはどう活用されるのであろうか。

このうち半分以上がUBS証券の拠出分となっているが流石気前がよい、UBSといえば昨日銀行の決算があったが昨年の新規預かり資産の純増額は約13兆5,000億円と前年比で80%増と急拡大である。

ロケーションは兎も角、コモディティーがもたらした過剰流動性の部分も可也あると思われる。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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