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モノ言う集団

今週は商品終焉論も出始めているように主力が崩落の一途であったが、そんな中を週初にあの「カルパース」が商品市場への投資を検討との報があった。

ロイターによれば会長曰く「商品への世界的需要増大と、代替資源への投資機会を活用することにより、かなり大きな利益を得る可能性がある」との事だが既に日本企業へは可也の額を投資しており、且つ以前のニフコ等に見られるように企業価値向上の提言には定評がある。

平たく言えば巨大な?モノ言う年金?だが、商品といっても将来的に国内にも触手を伸ばした場合、やはり現行にどんな物言いをするか見物・・とは言っても彼らのハードルをクリヤするには未だ未だ程遠いか。


グレー繋がり

序盤でこそ元気がよかったものの、後でダレてしまった日経平均であるが個別では消費者金融関連に安いモノが目立った。

大手紙で日本公認会計士協会が本日にも、消費者金融会社に対する会計監査で将来の過払い金返還用の引当金計上を厳格にする草案発表との報道に反応した模様だが、今回一連の貸金業規制法案については特例や何やらで、その趣旨の裏側にはグレーゾーン合法化を巡っての勢力図が見え隠れする。

お上が業界保護の落とし処を模索しているわけではないだろうが、各業界には其れなりにこうした縮図が見られこうした部分は世辞にも透明度が高いとはいえない。

さて商品業界はどうであろうか?


サービス業

さて昨年の開業日にも当欄で触れた記憶があるが、本日で香港ディズニーランドが一周年を迎える。

途中早々に支配人の人事が見られたあたりなにやら違和感があったが、沈黙を破って今月上旬にはCEOから年間目標未達の声明があった。

昨年コメントした時は末尾に「〜さてよくエアラインが引き合いに出されるがサービス面ではどうだろう。」とし、成功の可否はこの辺に掛かっているとした。

果たして接客態度の悪さが指摘されているがこの辺の根は深い、マカオのカジノも本場新興勢が進出とかだがこれは逆のパターンであるようにも見える。


身近な有事

あの米同時多発テロ事件から早くも5年、米大統領がニューヨーク世界貿易センター跡地で献花する姿が大手紙にも載っていたが、思えばあの辺から地政学リスクも俄かに顕著化してきたような気もする。

個人的には欧州方面が多いので然程不快感は感じないが、目的地にによっては今迄に例を見ない不便さを強いられている渡航、そうでなくとも日常で街や駅ではカメラが個人を容赦なく捉え追っている。

変わったのはこうした日常だけでなく商品相場も当時からは各々を織り込んで急騰したものだったが、それにしてもよく上がった。

5年目の今日、貴金属を中心として一斉に暴落模様であるが、次には何を織り込んで来るのだろうか。


欧州標準

そういえば今月に入ってからメルセデス論なるタイトルでEクラスの広告をよく見かけたが、日経でも週初にこのあたりに触れていた。

実際発表前から関係者曰くこのCDIは可也いいらしく、従来のうるさくきたないイメージが崩壊し全く正反対のクリーンで静か且つパワフルな体感が出来るとか。

以前スキポール周辺でタクシーから一般乗用車まで含め殆どのEクラスがディーゼル車であったのを見たが、日本もこのあたりから新時代の幕開けとなるかどうかである。

そういえばTOCOM等今週は石油製品中心に冴えない展開となっているが、そんな中異彩を放っていたのが白金で上場来の高値更新、上記ディーゼルに絡んで白金触媒が囃される日はまた来るのであろうか。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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