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物理面

本日は朝から東証がシステム障害の為に取引が初の全面停止となった。

今迄小粒ではいろいろとあったが、モノが東証となると世界の主要な取引所では異例で何かと課題を残す事となろう。

それでも後場再開された後は活況のうちに今年2番目の上昇を演じ、引けてみれば年初来高値更新と破竹の勢いであった。

時間的な問題が介在すると通常に比べ品薄となる状況も作り出され、本日の都銀・地銀等はファンダメンタルズ以外にもこうした要素が影響したのは否定出来ない。

明日以降また個別に裁定の機会が増えそうである。


Trick or treat

本日はHalloween、キリスト教でいうところの万聖節の前夜祭であるが数週間前からフラワーショップ等では様々なジャック・オ・ランタが店頭に並んで季節を感じさせる。

余談だが一般にはカボチャが思い浮かぶこれも、友人が住むアイルランドでは伝統?通り蕪を使うそう。

あちこちで連日のパーティーが始まるらしいが、今日よりも週末のGuyFawkesNightの方がメインとか、他の国も友人と電話で話す度に微妙に違いが見られ行事一つ取ってみてもお国柄があって面白い。

この辺から年末の風である。


浮動株比率

日経平均は内需が賑わい3日続伸となっていたが、ディーラー関係は来週明けから部分移行するTOPIX「浮動株指数」の対応で動きが慌しい。

既に個別では爬行色が出ている業種もマーケットでは散見され、この手が得意な向きは薄利でも上手くストラドルをエントリーしているのが窺える。

時事でも一部触れられていたTOPIX連動ファンド等を逆手に取る動きが加速しそうな雰囲気だが、さて東証が考えているように市場への影響を考えての分割適用は効を奏するであろうか。


ディスクロージャー

月曜日にはネット証券のシステムトラブルについて金融庁から注意喚起があった旨をコメントしたが、本日はまた別な大手が日本版SECから配布パンフレットにおける一般信用取引期限記載の問題点を指摘され行政処分勧告が為されていた。

所謂証取法第42条の項で二種試験に出題されるような常識的な部分であるが、利用者も同じ常識で条件付なのは普通誰もが認識しているところで、それでもお上としては誤解される恐れとケジメをつけたかったのであろうがけっこう厳しい。

見せ方が上手い同社なので残念だったが、早速社長名でプレスを出すあたりやはりしっかりしておりこの辺は逆に見習うべき企業、団体は多いのではないか。


破綻モノ利食い

本日は東証一部に旧東京相和銀行の生れ変り「東京スター銀行」が上場した。

当初から地銀系にしては公募がやたら高かったので、初値は415,000円とその公開価格430,000円に終日届かず安値引けのオマケ付きは自然なところかもしれない。

ただ新生銀行の夢よ再びとアテ込んでいた向きにはなんとも思惑違いの結果となった筈。そんな残念ムードの中で一人笑いが止まらないのはやはり出し手のローンスターだろう、今回の売り出し分のみでも約860億円を手中に収め、これだけでも投資額の倍以上を回収している。

ちなみにつぎ込んだ公的資金は約8,000億円・・溜息である。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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