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グレー繋がり

序盤でこそ元気がよかったものの、後でダレてしまった日経平均であるが個別では消費者金融関連に安いモノが目立った。

大手紙で日本公認会計士協会が本日にも、消費者金融会社に対する会計監査で将来の過払い金返還用の引当金計上を厳格にする草案発表との報道に反応した模様だが、今回一連の貸金業規制法案については特例や何やらで、その趣旨の裏側にはグレーゾーン合法化を巡っての勢力図が見え隠れする。

お上が業界保護の落とし処を模索しているわけではないだろうが、各業界には其れなりにこうした縮図が見られこうした部分は世辞にも透明度が高いとはいえない。

さて商品業界はどうであろうか?


サービス業

さて昨年の開業日にも当欄で触れた記憶があるが、本日で香港ディズニーランドが一周年を迎える。

途中早々に支配人の人事が見られたあたりなにやら違和感があったが、沈黙を破って今月上旬にはCEOから年間目標未達の声明があった。

昨年コメントした時は末尾に「〜さてよくエアラインが引き合いに出されるがサービス面ではどうだろう。」とし、成功の可否はこの辺に掛かっているとした。

果たして接客態度の悪さが指摘されているがこの辺の根は深い、マカオのカジノも本場新興勢が進出とかだがこれは逆のパターンであるようにも見える。


身近な有事

あの米同時多発テロ事件から早くも5年、米大統領がニューヨーク世界貿易センター跡地で献花する姿が大手紙にも載っていたが、思えばあの辺から地政学リスクも俄かに顕著化してきたような気もする。

個人的には欧州方面が多いので然程不快感は感じないが、目的地にによっては今迄に例を見ない不便さを強いられている渡航、そうでなくとも日常で街や駅ではカメラが個人を容赦なく捉え追っている。

変わったのはこうした日常だけでなく商品相場も当時からは各々を織り込んで急騰したものだったが、それにしてもよく上がった。

5年目の今日、貴金属を中心として一斉に暴落模様であるが、次には何を織り込んで来るのだろうか。


ネット取引「ユナイテッド コモディティ」HPオープン

ユナイテッドコモディティ

ユナイテッドコモディティ

ユナイテッドワールド証券が9/11より開始した「ユナイテッドコモディティ」のホームページが同日オープン。

取引システム関係についてはシステム提供元のオリエント貿易と同じだが、各種サービス内容(手数料、入出金ほか)など細かな部分では異なる点も多い。尚、口座開設も同日受付開始され、オンライン口座開設に対応。また「商品取引ゲーム」というページも用意されており、近日バーチャルトレードにも対応か。

ユナイテッドコモディティについて

同社のサービス内容については10月に行う取引データ&サービス内容アンケート調査時にリサーチを行い、その後反映する予定です。


9/11より「ユナイテッド コモディティー」開始

中国株などをメインに取り扱うユナイテッドワールド証券は9/11より商品先物取引「ユナイテッド コモディティー」の取り扱いを開始。

ホームページでは取引手数料のみ明記されているが、その他サービス内容・詳細は全く掲載されず。取引手数料は全銘柄往復一律630円・日計り一律315円(税込)。

尚、同社はオリエント貿易の取引システムを利用し、同社へ取次ぐ形。ちなみに同社が扱う為替証拠金取引「ユナイテッドFX」はユニコム系のFXプラットフォームのシステムを利用している。


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欧州標準

そういえば今月に入ってからメルセデス論なるタイトルでEクラスの広告をよく見かけたが、日経でも週初にこのあたりに触れていた。

実際発表前から関係者曰くこのCDIは可也いいらしく、従来のうるさくきたないイメージが崩壊し全く正反対のクリーンで静か且つパワフルな体感が出来るとか。

以前スキポール周辺でタクシーから一般乗用車まで含め殆どのEクラスがディーゼル車であったのを見たが、日本もこのあたりから新時代の幕開けとなるかどうかである。

そういえばTOCOM等今週は石油製品中心に冴えない展開となっているが、そんな中異彩を放っていたのが白金で上場来の高値更新、上記ディーゼルに絡んで白金触媒が囃される日はまた来るのであろうか。


親王殿下

周知の通り秋篠宮妃紀子さまが男児を出産された。

男性皇族の誕生は実に41年ぶりという事であったが、これを祝い東証でも電子掲示板には「親王殿下ご誕生おめでとうございます」とのメッセージが表示されていた。

株式といえば今月に入ってから直近まで所謂赤ちゃん関連銘柄が軒並み急騰していたが、物によっては一昨日のストップ高が本日はストップ安と一先ず冷静に利食い先行といったところ。

紀宮様が挙式された時もホテル株が物色された経緯があったが、天孫降臨景気なるものは果たして・・。


取引所色

中部商取では昨日「営業奨励コンテスト」なるものの成績優秀者の表彰式が行われた模様であるが、それを以ってしても時事によれば業界環境の厳しさを反映してか同期間中の売買高の増減率は15%減であったらしい。

久し振りにこの手の話題を見た気がするがここは兎も角、出来高の薄い商品で競わせ数百枚の新規でその優秀さを測ったコンテストもボンヤリと記憶にあるが、果たしてその後外せるのであろうか。

東証や大証など営業奨励コンテストというのは聞いたことも無いが、これまた商品取引所がまた為せる技なのであろう。


勝利者不在

本日付けで、王子製紙が先月2日より実施していた北越製紙へのTOBが締め切られた。

いろいろ物議を醸し出した末に敗北、不成立の線が濃厚であるが今回の場合は業界首位が絡んだ案件であっただけに、成功の暁には日本の企業再編が次のステージに入ろうかというところでもあった。

7月にも同様の内容でコメントした通りの結果となったが、当時「以前とは違ってしっかりしたビジョンが背景にある事は発展途上ながら一歩前進しているか。」ともコメントした。

結果こそこうなったものの試みは第一歩、何れ世界標準の時が訪れようか。