クリスマス2025
NEW
街を彩るイルミネーションの煌びやかさが増すなか今年もはやクリスマスであるが、インテージの調査によればクリスマスの予定が無いと答えた向きは昨年より増加し54%に上った模様。そういった中でも上記のイルミネーションと並んで近年新たな風物詩となっているものの一つに昨日も書いたドイツ発祥のクリスマスマーケットがある。メジャーなところでは都内では先月から神宮外苑や各所のヒルズ、横浜では赤レンガ倉庫あたりが賑わいを見せている。
確かに今週は街のレストランもクリスマスメニューに変わりテーマパークなどと併せ混んでいる上に料金も高めに設定されているところが多く、上記インテージの調査でも物価高など経済的な要因も影響しお金をかけたくない・節約したいとの回答も見える。そういったところで無料で楽しめるエリアもあり、気軽にクリスマスの雰囲気が楽しめるこうした場はトレンドなのかもしれない。
さてクリスマスといえばケーキだが、過日の日経紙商品面には「Xマスケーキ甘くない原料高」と題し、今年もケーキに使うほぼすべての材料が前年より軒並み値上がりしている旨が出ていた。ザッと挙げても先ず鶏卵のプラス15%、生クリームのプラス11%、イチゴのプラス21%、そしてチョコレートのプラス29%等々、他に粉や砂糖から乗せる装飾品まで軒並み高となっている。
たしか4年前も当欄では「甘くない今年のケーキ」と題して原材料高によるケーキの値上がりを書いているがこうした状態がかれこれ4年目、洋菓子店の破綻は過去20年で最多という。冒頭の調査会社によれば2025年のクリスマス市場規模はかつてのスタイル離れが浮き彫りとなり前年比6%減の7274億円となるというが、今後は各所の価格転嫁と併せ何処まで消費者が付いて来られるかこの辺が焦点になろうか。