高揚感の無い歴代5番目下げ幅

周知のように本日の日経平均は前週末比2563.52円安と大幅続落となった。先週末発表の雇用統計の結果で非農業部門の新規就業者数が市場の予想を大幅に上回ったことから米利上げ観測が高まったことで米利上げ観測が急速に高まっている。この発表後の“フェドウオッチ”ではFRBの年内の利上げ確率が7割を超えてきている模様。

そういった事での本日の続急落だが、下げ幅としては昨年の関税ショックに次ぐ大きさではあったもののこの時や3月のイラン情勢緊迫化の時よりも個別で押し目を狙う旨味は薄れてきている体感だ。そもそもここまで過去最高水準を記録したNT倍率の是正もあって狙いの個別株の押し目自体が浅く、デイトレならまだしも無理に手を出さなくともという感じで鉄火場のオプション市場も残存わずかということでこちらも盛り上がりに欠ける展開。

いずれにせよ急騰するAI・半導体関連を煽りながら7万円大台は指呼の間というお祭りムードもあった反面、移動平均からの乖離率も危険水域?との空気もあり何か売る材料に飢えてきたところには格好のネタだったのだろう。この冷や水は同様に最高値に沸いていた韓国など他のアジア圏にも飛び火しており、長期金利の上昇の裏で高PERモノが身構える動きとなろうが目先は10日の米5月CPIの発表に注視しておきたい。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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