レバレッジの油

本日の日経平均は1,237.36円安と昨日の1,392.03円高の急反発から一転してほぼ“往って来い”の急反落となった。ちなみにその前日の週明けは2,563.52円安と史上5番目の下げ幅を演じていたわけだが、斯様に今週は急騰急落とジェットコースターのような相場になっている。そんな中で昨日の日経紙投資面には米運用会社の幹部の弁でリスクとリターンの比較的高い商品による運用ニーズが個人投資家の間で高まっている旨の記事があった。

この運用会社、レバレッジ・シェアーズは値動きの大きいレバレッジ・インバース型のETF等を手掛けているが、個別企業の株価変動が2倍の大きさになるように設計されたETFやAI・半導体等のテーマ型ETF等は大量の投資マネーを呼び込んでおり、足元では57本と25年から設定が加速しその純資産総額は25年末から先月までに2.1倍に2.1倍に増えている旨も日経紙が報じている。

アジアではお隣の韓国でも単一銘柄のレバレッジ・インバース型ETFが解禁され、KOSPIの急騰に歩調を合わせて個人投資家の投機熱が警鐘を鳴らす領域に入ってきたとの報も出ている。そういえば単一銘柄のレバレッジETFといえば、明後日に上場を控えている「スペースX」も既に2倍の値動きをするETFの上場申請がなされている。個人投資家の影響力もかつてないほど増してきているが、容易にリスクを取れるようになった構造的変化は大きいか。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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