SWFの思惑
今週の話題といえば、やはりサブプライム絡みの損失で窮状を呈しているシティグループが、UAEのアブダビ投資庁から8,000億円以上にも上る出資を受け入れるとのニュースであろうか。
シティといえばシティコープ時代の不良債権処理で、やはりオイルマネーの注入から生き返っているがそういった意味ではこれで二度目、取り急ぎ一服したとはいえ今後の拡大は不透明とされ関係者からは同様に蘇生するかどうか前途多難との声が多い。
しかしここ最近のオイルマネーの動きは日本の企業直接投資でも席巻しており、石油関係ではやはりアブダビ系がコスモ石に900億円出資した他やはり今週にはドバイ系がソニーの大株主になったと発表したりと元々のオイルマネーが循環創造している様を呈する。
まあそれにしても先のOPEC首脳会議では脆弱なドルを危惧する意見もあったが、親米派の采配もあり投資レベルというステージで見ればまた夫々の政策が存在するのだろう。