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グロース

本日の平均株価は再度サブプライムローン絡みで見送り気分に軟調展開となったが、そんな中で業界から先週末に上場したマネーパートナーズはザラバ連日のストップ高と威勢がよかった。

このマネーパートナーズ、外国為替証拠金取引業者としては初の上場となり初日には立会い早々ストップ高のあとストップ安と同ポストらしい値動きが目を引いたが、発行済ベースで約半数がロックアップ対象になっていないベンチャーキャピタルであった為にこの辺も思惑が募った形か。

ただ次期予想ベースからすれば公募水準の低PERが目に付いたところで、翌期以降を睨んで早くも急上昇開始なのか何れにせよグロース面で参考にしたいところだ。


株主様々

時期柄各企業から議決権行使書在中の封筒が届いている最中であるが、東証一部の光応用機器会社は行使した株主にはクオカードを進呈との葉書を株主に送付していたらしい。

個人的には同社の株主ではないが経営陣入れ替えを巡って他と委任状争奪戦が展開されているのは記憶にあり、一応金銭的価値のあるものなのでアイデアは成る程と思う反面、利益供与等の点で法的にはどうなのだろうか?

この辺の去就は興味深いところだが、昨今TOBその他含めて個人株主の存在感が今更ながら非常に重要になって来ており、一昔前のガチガチの持ち合い構造からの変遷をこうした部分で感じるこの頃だ。


入梅

本日は朝から冴えない天気であったが、午後に気象庁は関東甲信越地方も梅雨入りしたと発表していた。

先月からラニーニャ現象が発生していると同庁は既に発表しているが、この現象がおきた過去の梅雨時を見ると梅雨明けが早まったり太平洋高気圧が活発化する傾向があるとも言われ、猛暑関連のビジネスも気になるところである。

マーケットの方も株式では先に海運が乱舞していたが、この手のポストは恒例の様に来るケースも多く過去を見返してみればけっこうヒントが隠れているかもしれない。


再現

週初には中国政府による追加抑制策への警戒感から8%を越える下げ幅を記録した上海株式であったが、翌日には続急落から急反発と値幅が360Pを越える等乱高下となっている。

特性として個人の比率も高いのでさながら仕手系にも似た動きとなるだろうが、先にも書いたように「いつか」が来るまではこうしたボラタイルな動きは継続されようか。

ところで今中国ではハイテクを駆使したカンニング業者が流行っているらしいが、株式関係でもバブル当時こちらで流行った商売はけっこう儲かるだろうなと何気に考えてしまう。


感染力

ロイターによれば中国国内の株式取引口座数が、初めて1億を上回った可能性があるとの事である。

昨日時点でも出来高が最高に達する中を上海総合株価指数が最高値を更新、一度に複数の口座開設が可能という部分を割り引いてもこの増殖ぶりは驚異だが、先週グリーンスパン前FRB議長も「いつかドラマチックな形で収縮するだろう」と警告を発しているように依然中国株バブル破裂警戒論は耐えない。

人民銀行の流動性回収アナウンスも意に介せず店頭に人だかりが出来ている光景は日本の80年台バブル以上のものを感じるが、所謂バブルだけにやはりその終焉は崩壊してからでないと確定出来ないのもまた事実である。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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