鰻屋の構図
本日の日経紙商品面には「鶏卵小売価格9%上昇」として、農水省が昨日に公表した12月の鶏卵全国小売価格が前月比で9%上昇、7月の直近安値比で23%高く2005年3月以来8年9ヶ月ぶりの高値になっている旨が載っていた。
この鶏卵については今年の9月にも「優等生の構図が変わる?」として指標品の卸値が前々月に比べ約4割ほど高くなった旨を当欄でも取り上げたが全般更に一段高といったところか。恒常的なコスト高騰の一方で転嫁も思うように進まない事で業者の事実上の廃業は昨年度の2.7倍となっている旨が昨日の日経紙にも出ていたが、この構図は昨今の鰻屋と同じだろうか。
前回の当欄でも輸入シフト問題絡めてとも書いたが、昨年からの円安進行やら世界的な需要増で輸入品の調達も依然難航しているという。これらも鑑み首都圏のスーパーでも今月からPB商品のブランド卵を引き上げた模様だが、同じ優等生仲間?だったヤクルトも22年ぶりに値上げし優等生も今後それを続けてゆくのが微妙な環境に昨今なりつつある。