あらためて米

国内消費の約9割を海外から輸入する小麦がウクライナ危機に因る国際相場上昇や円安で高騰が止まらない対策として政府は売り渡し価格の据え置き措置をしたが、昨日の日経紙社説には「食品価格の安定へ国産穀物の振興を」と題し、これらを鑑み食料の安定供給を長期的に確保する事を考えた場合に国産穀物の振興に力を入れるべきとの見解が書かれていた。

国内需給率がほぼ100%を誇り価格の変動も少ない国産穀物といえば先ず米が思い浮かぶが、最近この米も彼方此方での着目がじわじわと感じられる。近所の兜町に福岡で人気のお米バーガー店が最近オープンしたのも思い出したが、ドミノピザが先にピザライスボウルを発売したのに続き同業ではピザハットも最近ごはんピザMYBOXなるモノを発売している。

確かにピザ業界もメイン食材の小麦高騰で今後どうそれを安定して調達するかが課題となるだろうが、自ずとこの対極の食材に矛先が向かったのも自然な流れか。ピザ業界に限らずまた違った観点から米に着目する向きも増えて来ようが、米の生産性向上と併せ国産小麦も伸ばすべく生産支援の仕組みなど再構築が求められようか。


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