178ページ目   雑記

人工栽培の伸びしろ

本日の日経MJ紙のフードの頁には「初の完全人工栽培」と題し、松茸によく似た近縁種で香りや味が松茸以上ともいわれるバカマツタケの完全人工栽培に肥料メーカーの多木化学が世界初で成功した旨が載っていた。同社は新規事業として2012年に研究開発をスタートし約6年かけて成功した模様。

こんな舞茸以来のサプライズなだけに東証一部に上場している当の多木化学は先週の市場で発表翌日からわずか3営業日でその株価は68%急騰、3日連続ストップ高のあとも世界同時株安のなか日経平均が1,000円以上急落した11日も年初来高値を更新し大幅続伸の離れ業をやってのけた。

このキノコの類で従来人口栽培が不可能といわれていたものでは、今では当たり前に安価でスーパー等で並んでいる舞茸や山伏茸などがあるが、上記の通り舞茸はかつて東証二部に上場していたあの雪国まいたけが人口栽培に成功し囃されたが経緯がある。しかし斯様な企業努力で高級食材が今後ますます安価で手に入るようになってくると、今後の食文化も劇的に変わってくる可能性も十分に考えられる。


築地ブランド継承なるか

東京の台所として機能してきた国内最大規模の卸売市場である築地市場だが、数十年前から浮かんでは消えを繰り返し政治に翻弄されてきた移転案も漸く実現が叶い、いよいよ本日より豊洲新市場が開場となった。一方で先週末に閉場となりその83年の歴史に幕を下ろした旧市場は今日から解体工事が始められた。

最後となった鮪のセリもいつも通りの威勢のいい声が飛び交ったが、長年観光客はもとより地元はじめとした小学校の社会科見学には欠かせない場でもあった。味にうるさいプロ行きつけの場内「魚がし横丁」の名店も食すタイミングを逃しまた次の機会にといっているうちに此処ではもう食べられなくなってしまったが、人気店も新市場では棟毎にバラバラに分かれる。

インバウンドの観光名所として近年その存在感を高めていた築地だったが、この築地ブランドはまさに歴史の積み重ねで今後新たな豊洲市場でこの辺をどう構築してゆくのか、初日は付近道路が大渋滞となり目玉施設の千客万来は開業がずれ込むほか試算では新市場は年間約90億円の赤字になるというが、築地市場跡地活用等々絡め今後も山積みの課題を背負ってのスタートとなる。


責任の温度差

さて、直近の4日続落に対する警戒感などから今日は方向感定まらないまま小反発となった日経平均だが、昨日は東証の売買システム「アローヘッド」のシステムトラブルで買い注文が執行出来ずに下げ幅を拡大させた一面もあり、この障害ではSMBC日興をはじめ約40社経由の売買が一時執行出来なくなる事態となった。

メリルリンチ日本証券が通信状況を確認する為に毎朝送るデータを通常の1000倍以上の量で誤送信したのが原因というが、アローヘッドのシステム障害といえば6年前の2月に200を超える多くの銘柄で一時取引停止になったケースがあったが、その後もデリバティブ障害などが幾度か起きている。

証券会社は今回執行出来なかった投資家の注文を自社責任で受け渡しを行わなければいけないが、障害に備え複数系統の接続要請をしていた東証と異常データ送信を受けた東証の問題を指摘する証券各社の温度差から早くもこの賠償責任を巡り両者で対立が表面化している。賠償責任といえば遡ってあのジェイコム誤発注事件を彷彿させるが、上場企業に適宜開示を要請している東証の開示姿勢を指摘する向きもあり事態収拾は一筋縄ではいかなそうだ。


いま見る東京ラブストーリー

さて、TVでは来週から始まる新ドラマの告知などをやっているが、所謂月9では女優の鈴木保奈美と俳優の織田裕二が共演する「SUITS」が始まる。月9といえばこの2人で思い出すのはなんといってもバブル世代では「東京ラブストーリー」で、つい最近までこの再放送をやっていた。

懐かしさからつい録画し何話か見てしまったが、当時はまだ街の風景もメガバンクが合併前で三菱銀行などの看板が目立ち、受動喫煙弊害も問題視されておらず会社では上司も部下も煙草をデスクでスパスパ吸い放題、ガラケーさえ普及しておらず公衆電話から自宅へかけるというシーンばかりだったが現在のようにスマホがあったらこの煮え切らないすれ違いの恋愛事情もまた違ったモノにもなっていたのか否か?

ところで先月末の日経紙では「1989年からの視点」と題しバブル景気真っ盛りの頃の様子を回顧する記事を見掛けたが、今月に入ってから日経平均株価は年初来高値を更新、1991年以来約27年ぶりの高値水準にまで上昇したが、奇しくもこの1991年といえばちょうどこの東京ラブストーリーを放映していた年で偶然とはいえなにやら感慨深いものがある。

話は戻るがドラマではファッションもまた懐かしく、男性はルーズなダブルのスーツに女性は肩パッドにトサカヘアー全盛と某芸人そのままだったが、過日の朝番組では若い世代で親や祖父の服を着るのがまた一部で流行りとか、また厚底シューズが流行り出した旨もやっており其処彼処で流行はまた巡り出すのであろうか?


高島屋新館

さて本日は所用で日本橋界隈に出掛けたが、先月24日付けの日経紙でも全面広告が出ていた通り高島屋の出来立てな新館はやはり目に付く。この新館はブランチタイム開店が主流の百貨店にあって早いところでは午前7時半からオープンする店を含めた115店舗の専門店を誘致、本店改装と併せ160億円を投じたという。

斯様に早くからのオープンも近隣で働く会社員等も顧客層と見込んだ為だろうが、人気ベーカリー365日と日本橋に途轍もない列を作り自撮りに勤しむ様や、成城石井の先着限定トートバッグ欲しさにレジに走る様などまだ開業当初のオノボリさんは掃けていない感。それは兎も角も新聞緒折り込みには同館に誘致した店の案内など目にする機会が多くなり近隣住民への啓蒙は粛々と行われている。

先のウォッチメゾンに続き今回の新館建設と日本橋を渡ったところは高島屋包囲網が着々と進んでいるが、日本橋を挟んで向こう側では三越伊勢丹も14年ぶりの大規模改装が行われている最中である。百貨店市場が縮小するなかこの双璧の投資が奏功するのかどうか業界全体を見る上でも今後の動向が注目される。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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