410ページ目   雑記

クリスマス一色

本日は日比谷公園にて明日から点燈される巨大なクリスマスツリーの内覧会があった模様で近辺は盛り上がっていたようだが、都内で他にツリーといえば表参道ヒルズもクリスタルのツリーあり、また東京タワーも然りと連休前になって嫌でもそうした雰囲気が出てくるというものだ。

何れもツリーだけに25日までという感じだろうが、久し振りに車で松屋の前を通ったらこちらはビルがルイ・ヴィトンになっており、これまた25日くらいまで電飾が施される模様とか。

ところでこの松屋、いつだったか銀座に老舗を構える旦那がセレクトした品を集めた企画展をやっていたが、再編の思惑が出る中で決算時に自主独立を宣言しておりブランドの進出盛んな中で企画一つ取っても地元密着型で差別化という路線にも見えるが、自主独立という中には再編劇があった他社の絡みも見え隠れし今後第二幕への続きも匂わせている。


Shrink

貸金業の適正化を目指し諸問題の解決を図る改正貸金業法が本日からいよいよ施行され、金融庁は同法施行によって業者の業務運営全般を監督する事となった。

夏場にも触れたが同業界は民事再生やら合併やらで淘汰が進み、いまだに過渡期であるが次期総量規制を睨んで各社前倒しの姿勢で臨むところが多く大手では既に足並みが揃っている。

これらによって間口が狭くなった分、またブラックビジネスが横行してしまうという懸念もさることながら、改正法で先行している業界では多様されている業務改善命令も導入される事から同業界は戦々恐々と時事にも出ていたが、コンプラで萎縮した業界は何処も似たような冬の時代が鮮明になって来た。


今年の漢字

本日は平成7年に日本漢字能力検定協会が制定した「漢字の日」であったわけだが、この日本漢字能力検定協会が全国から公募した今年の漢字は全体の18%を占めた(偽)が選ばれた模様。

先月初めの当欄でも「偽装ラッシュ」というタイトルでいまだに騒がれている吉兆始めとして幾つか触れた事があったが、食の存在は身近なだけに末端ともいえる一般に発覚した時のショックも大きいだろう。

大手各紙によればこの漢字が発表された清水寺では貫主が「こういう字が選ばれるのは、誠に恥ずかしく悲憤に堪えない。己の利のためには人をだましてもいい、という嘆かわしい社会だ。分を知り、神様が見ているのだと自分の心を律してほしい」と語ったそうだが、食以外でも政治関係やら来年3月までに問題を解決するといった年金の年度内解決が早々と撤回される等、偽り漬けの世の中に貫主の言葉が深く沁みる。


Paradigm

さて早いもので今月でもう今年も終るが師走入りと同時に世間は値上げラッシュの様相、食パンや菓子を始めとしてガソリン・灯油も月初からアップ、挙句に週初からは10年ぶりにタクシー運賃も上がった。

このタクシー、先に禁煙化も進んでおり愛煙家にとってはダブルパンチだが値上げは原油高と共に労働条件改善も理由のひとつになっていると聞くが、ただ当の運転手側は何も変らないよと諦め顔、規制緩和や需給調整とやらで振り回されているのは結局一般人か。

兎も角、最近でも書いた事があったが、来年もまだまだ続く値上げラッシュにデフレに浸かった日本人はパラダイムシフトが求められよう。


租税条約

本日の日経紙の広告には「日本経済の活性化をもたらす不動産ファイナンス市場の拡大」として不動産ファイナンスフェアの特集が折り込まれていた。

昨年の初夏だったかREITの資産累計額が一年で6割増と急拡大した旨を書いた記憶があるが、創設来で時価総額5兆円超の市場規模にまでなりその成長著しい。

ところで急成長の影には当然付き纏う問題として税があるが、REITを巡る分配金への課税を逃れさせたとして米投資ファンド運用会社の日本関連会社が東京国税局に源泉徴収漏れを指摘されていた件が分ったとの報道も本日あった。

SPCを建てて匿名組合契約を締結したがこれの分配金に関する課税規定が無い部分を抜けての源泉逃れとか、まあこれに限らず投資ファンド系の多くは様々なスキームを持っており市場が未だ大きな伸びしろを擁する折、鼬ごっこは未だ未だ続くと思われる。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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