430ページ目   雑記

マッチポンプ?

日本橋から大手町方面へ向かう過程ではそれこそ三井から三菱の戦略的ビルが幾つも窺えるわけだが、これを見ていて一昨日だったかREITの資産累計額が一年間で6割増の4兆円超えとなった旨の報道があったのを思い出した。

5年前から実に膨張し今や上記の大手から中堅住宅系まで手を出す有様だが、これまで系列間でのスワップ?的なやり取り等を聞くに付け他の商売ではやたらナーバスとなっている利益相反的な問題が頭をかすめる。

上手い説明が既に用意されているのだろうが、およそ投信の類はオブラートに包まれ一般に見えにくい部分が多過ぎるのも事実であろう。


ターゲット層

日中都内の某ホテルにて打ち合わせをしていたのだが、そのフロアを眺めながら週末の日経紙に載っていたホテル改装ラッシュの記事が思い出された。

老舗系?では相次ぎ100億以上を投じての大改修らしいが、文中にはこの競争は外資系というより国内勢を意識しての物との幹部意見も見られた。

まあ明らかに客層とその嗜好は外資系と国内勢では相違すると思うが、昨今の外資系は宿泊・料飲の基本収益源に加えて、宿泊と同等程度のスパ等のプラスαという新しい形態の収益モデルが構築されている点は注目すべきところだろう。

もうひとつは空間、この辺は前者以上に将来的な課題となって来るのではないか。


ファム・ファタル

大手紙によればあのクリムトの代表作である「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像?」のモデルのめいであるロス在住の女性に、オーストリア政府からシリーズ含む5作品が返還される事となったらしい。

何でもオーストリア併合の際に実業家だったおじ所蔵の物を没収されたのだとか。

これら揃いとなると可也の値が付くと思われるが、金箔多用の官能画に嵌ったファンは意外にも身近に多い。

この時代の作品は何故か輪廻というテーマに傾斜しているものが多いと思うのだが、この機会に久し振りに画集でも見てみるか。


目に見える部分

過日所用があって銀座の田中貴金属へ行ったのだが、今年のモーツァルト生誕250周年を記念したという純金製のバースデー・ケーキがエントランス正面に鎮座していた。

年末は確か何処かのホテルがダイヤモンドをちりばめた2億円の食べられるケーキを作っていた記憶があるが、このダイヤならぬ金のケーキは2億5千万円だそう。

また少し先には純金製のトレーニンググッズ発売とやらで800万円近くの鉄、いや金アレイ等が予定されているらしい。

先に発表された消費者態度指数は2ヶ月連続の上昇で、バブル期以来の15年8ヶ月ぶりの水準に達している。バブルか否か、波の中に呑まれていると見えなくなるものである。


物価の番人

周知の通り、日銀が5年間続けてきた量的緩和政策の解除を決定した。

昨年末からこの政策継続の意味が乏しくなっていた訳だが、モルヒネとも言われた政策解除でショック症状が出るや否や、そうした意味で今後各方面に注目は怠れない。

良い事であったのかどうか、預金者の犠牲の裏で生み出された資産バブルや破綻を免れ延命した金融機関、こうして国民の格差拡大は為されてゆく。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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