今年のG・Wはその並びから連続して休暇を取った向きもあると思うが、溜めていた所用をこなすには丁度良い数日であったと思う。
イースターシーズン中には知人宅で恒例のパーティーがあったが、それこそ各国の料理が一挙に味わえ毎度楽しい一時であった。
文化が違えば考え方も違うが、そういった中でもけっこうビジネスのヒントが埋もれている場合があり、また結構貴重な情報交換の場でもある。
過日知人のウェディングがありフォーシーズンズへ出掛けた。
はたしてこの系統は何処でもこれがあるのかどうか解らないが、けっこう新鮮だったのがNYミッドタウンに聳え立つフォーシズンズNYの名店5757のエントランスを飾るあの絶妙に不安定(に見える?)なフラワーアレンジメントがエントランスを堂々と飾っていた事であった。と、そこまでは良かったのだが、残念だったのはこのホテルの器にはとても不釣合なスタッフの手際の悪さがやたらと目に付いた点。
サービス業の世界、器が完璧でも携わるスタッフで評価は可也変るものである。
構内を歩いていて何気に目に付いたのが「アール・デコ展」のポスターであった。もうすぐ開催という事だが、このデコではなくヌーヴォーでは過日もう殆ど東京では最終日に迫った「エミール・ガレ展」に行って来た。
後期の方に目当ての作品出品があったのと混雑緩和との思惑からであったが、これがギリギリまでけっこうな人出で改めて日本人のガレ好きに驚いたのが正直なところ。
今回は目当ての物以外に世界に3点しか存在しないといわれている晩年の作品「手」も日本初公開であり貴重な収穫であったが、思うに芸術と産業の融合と言われたデコも、やはりそのベースはヌーヴォー期のガレやドーム兄弟そのものであるのではないかと感じる。
本日はあの堤氏が陣頭指揮した最後のプロジェクトと言われた「東京プリンスホテルパークタワー」がグランドオープンである。
何ともタイミング悪く氏があのような事態になってしまい、一時はグループ経営改革委員会の売却リストに載ったとか載らないとか物議を醸し出したトコロであるが、オープンにさきがけて届けられた同ホテルの優待状等をザッと見てみるとまあ色々謳ってはいるものの、今後進出して来る外資系にとって脅威となるかどうかは微妙なところ。
同じ港区エリアであればホンの数ヵ月後にはあの「コンラッド東京」が堂々のオープンとなるがさて。
週末にはどこもローマ法王関係の報が飛び交っていたが、TVE等では一晩中その経過を追って放映していたので逸早く結果が知らされた。
映像では早くからサンピエトロ広場に集まる人々を映していたが、このあたりではあの丹下健三氏が設計したカテドラル聖マリア大聖堂にて週末には現地同様ミサが行われる予定。
四半世紀余にわたり世界の平和を訴える偉業を成して来ただけに残念な事である。