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万国共通

本日は毎年恒例のハロウィーン、この行事キリスト教でいうところの万聖節の前夜祭というわけだがこの期になると娯楽施設始めとしてのイベントやら街中のレストランメニューからフラワーショップまで趣向を凝らした今年の?モデル?がズラリと並ぶ。

アイルランドの知人は蕪なのだが一般には南瓜に灯を燈したりするわけで、この辺がお盆の迎え火や送り火と重なる部分もあり魂が蘇るとの意からも通じるところありで日本人には比較的馴染み易いのかもしれない。

夏のお盆の時期には涼?の効果もあってかよくお化けモノが取り沙汰されるが、FOX等はこの時期が所謂お化けモノの季節で番組構成もそうしたモノに傾斜して来ており、季節感一つ取ってもお国柄が各々反映され面白い部分がある。


証券株との相違点

昨日は商品業界5団体のトップが一堂に会し、商品取引員の置かれている現状や課題等の意見交換をする場が設けられた模様だ。

意見としてはやはり今迄概ね議論されてきたような抽象論が多いと感じてしまう部分は否めないが、管轄主務省や取引所レベルでは矢継ぎ早に今後の展開を睨んだ方策が為されている中でこうした取引員の経営環境や事業展望等は殆ど議論に挙がっていなく、この辺は度々当欄でも取引員と取引所レベルので行動のギャップと評してきた事である。

今後中間決算の発表が続々と控えるが、一部の訳ありの向きを除いては上場取引員株は決算悪を織込む形で年初来安値近辺での低迷が大半、こうした光景は株式活況時に映える証券株とは構造的に異なる事を端的に示している。


機会損失

週明けの本日も騰勢が止まらない原油が時間外取引で最高値を更新したのを始めとして、TOCOMでは貴金属の約定高値更新やゴムの300円大台超え等先物市場はどれもこれも破竹の勢いなっている。

そんな中を時事の記事にて「活況を呈する中を日本の先物市場はこれと裏腹に出来高や総取組高の減少に歯止めが掛からず苦戦を強いられている」という旨が目に付いたが、値は兎も角確かにリクイディティーが更に極端な低下を示すようだと正に絶好の機運を生かせず地盤沈下だけが鮮明になってゆくのは明らかか。

FUTURES PRESS等では既報の通りまたも取引員関係の処分が為されたが、適正なる手段で新規顧客開拓をしてゆく過程で旧来の手法が通用せずこれほど開拓にブレーキがかかり委託者減少が鮮明になっているのは今迄の歪を物語っている点は否めなく、この環境を生かし切れない損失は大きい。


資本効率

6月に外国為替証拠金取引業者として初の上場となったマネーパートナーズからちょうど4ヶ月、本日はこの業界からマネースクウェア・ジャパンが大証ヘラクレスに新規上場の運びとなった。

本日は同社含めて3社のIPOがあったが、各社の予想PERはどれも比較的低くいずれも堅調な初値が予測されていたが蓋を開けてみればマネースクウェア・ジャパンの初値が52%高とダントツのトップ、業種的にも?旬?なことが評価された格好か。

引けはややダレたが今後のストックオプションの行使関係やベンチャーキャピタルの売却圧力を想定してのものか否かその辺は兎も角、マネーパートナーズ同様グロース物という点で市況と共に業績には今後も注目しておきたい。


旬の崩壊

ランチタイムには街中のレストランでも彼方此方「戻りガツオ」の文字がメニューに挙がるようになったがこの戻りガツオ、漁場の水温が例年より一度ほど高くなった影響でカツオの南下が遅れ今年は大遅刻という事である。

海産物関係では他にも熊本県沖の有明海での養殖海苔の種付けが海水温が下がらなかった影響で解禁が遅れ、これまでで最も遅い種付けスタートとなったとの報道があった。

今年は街を歩いていても彼方此方でいまだに紫陽花が咲いているのを見掛けるし、百貨店でも旬がずれ込んでいるようなものが少しずつ増えて来ているようにも思える今日此の頃、海外でも先週米エネルギー省が地球温暖化による気象の影響でエネルギーの供給困難の脅威が増すと警告しているし、ここからまだ幾つもの脅威論が出て来るのは必至の情勢か。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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