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養成

カウボーイも昨年末に触れた事があった「株式売買トレーナー カブトレ!」の続編NEXTが晴れて今週発売の予定となり、昨日は東証Arrowsでその発売記念イベントがあった。

制作協力は以前に発行されたゲームファンド「ときめきメモリアル」の絡みからかマネックス証券となっており、同社社長も発売を受けてその機能を絶賛し金融や証券の動きがいい方向へ向かってほしいと〆ていたが、ところで現在日経私の履歴書を載せている野村證券元会長は文中で「デイトレーダーなどといって、大の大人が一日中部屋に籠もって売ったり買ったりするのは勝手だが、続くわけがない。」と書いていた。

この辺は時勢の一端を映しているが兎も角実際新規層という部分のプロデュースについては本当に多様化してきたのは周知の通り、普及する分野に関しては実に日進月歩である。


システム化一辺倒の信頼性

週末から連休であったが一寸代理で成田へ外国の方を迎えに行った折、早速改正出入国管理法の絡みで先週から始まっている一部を除き来日する外国人に対する指紋採取と顔写真撮影の話題になった。

これまではテロ対策を目的にした米国のみであったがその米国も月末からは両手全ての指からの指紋採取実施と更に厳格化の予定とか、人権団体等からは早速プライバシーの侵害云々と反発の声も上がっているようだが、兎も角これで日本は世界で2番目に外国人の入国審査が厳格な国になった事になる。

まあ時世というかそういった中で仕方の無い部分もあると思うが、こうした話題で聞くところによると彼らが懸念しているのはやはりデータ管理の部分、今はパスポートにしてもICチップ内蔵でこれまた管理徹底を謳っているが一部には既に脆弱性を指摘するデータも言われており、漏洩防止を信じるしかないとはいえ新しいものだけに一抹の不安は残る。


理解不能な評価基準

さて明日は前々から話題になっていた、アジアで初めての試みとなった「ミシュランガイド東京2008」が発売される。

御存知ミシュランといえば世界で発売されその絶対的な権威から有名なガイドブックだが蓋を開けてみれば東京は合計191個の星を獲得する大盤振る舞い、正直驚いたのは詳細でトップである三ツ星8店のうち5店舗が鮨含めた和食であった点。

一部巷で言われているように食文化が違う背景で育った外国の匿名調査員の方は和をどのように捉えたのであろうかも気になれば、評価にその施設項目があるのにも拘わらず失礼ながらあまりに簡素な店舗が多く入っていた等々他にも気になる点も多くあった。

まあ確かに色々な国の外国人をもてなした際でも異口同音に東京は料理が旨いと聞かされて来たし個人的にもそう思うので東京の星が多くなる部分に異論は無いが、ザッと見て少ないながらも行った事のある店で確かにあそこは旨いと思った所もあるものの、約三分の二は明らかにもっと美味しい他の店があると思った次第。

そういった点ではザガット等の方が幾分親近感も湧くような気もするが、誰が見てもその優劣が数字で解るような金融商品等の成績と違ってこういった人によって捉え方の違う分野をランク付けするのは不可能ではないかと思うのは私だけであろうか。


増税コンセンサス

本日の総会で政府税制調査会は、3年ぶりに消費税率引き上げを明記したほか配偶者控除・扶養控除の見直しにも言及する等平成20年度税制改正の答申を決定した。

焦点の消費税では首相が早期の消費税増税を否定している折その時期や上げ幅について今後の与党議論に委ねられる等、抜本改革先送りの感が強いものとなっている。

この辺については福祉色も引用されているようだがしかし普通に考えれば、もともとが依然として直らないというか多分その背景から直せないであろう公共投資等の無駄遣いから起因している結果であり、今から事前通知されても素直に納得出来ない一面もあり、これでむしろ消費マインドにも少なからず影響してくるだろう。


武器としての石油

週末からサウジアラビアのリヤドで開催されていた注目のOPEC首脳会議だが、米国始めとした消費国が求めていた追加増産という部分については言及せず、結局来月にUAEのアブダビで開催する総会に持ち越される事となった。

ところで石油トレーダーの一部はドル安の悪影響に関してコミュニケに盛り込まれるか否か注目していた向きもあったようだが、手違いなのかワザとなのか会議直前の非公式協議が約30分にわたって記者室のモニターテレビに映し出されてしまい、原油200ドル説発言のベネズエラ始めとしたタカ派の主張と盟主サウジアラビアの拒否と内部での複雑な対立が明らかにされた格好だ。

この辺は前々から通貨バスケット建てへの変更構想等がいわれていたが、原油収入の目減りが懸念される中で新米派と反米派各々の事情を内包しその舵取りは難題がまだまだ山積みである。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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