311ページ目

矛盾性

本日もそうであったように、このところTOCOMでは金が冴えない展開となっている。

先に下馬評通りECBが利上げし、他の金利上昇観測も金利を生まない特に金へ矛先が向けられているようにも感じるが、そもそもの背景の一つにインフレの芽もある訳でこの辺は相反する点が面白いところでもある。

誰の負債でもない金が持て囃される時期があったかと思えば今は金利が取り沙汰される変遷を感じるが、金といえばスペックとは別なステージで見られていたETFも最近はスペック系の資金流入が観測されており、この辺に対する見方も徐々に変わってゆくのだろうか。


迷走

周知の通り金融庁は昨日三菱東京UFJ銀行に対して、投資信託販売について不適切な行為が多数あったとして業務改善命令を出していた。

銀行扱いの投資信託については昨年末に、銀行が販売した分の資産残高は証券会社のそれにほぼ匹敵する規模まで来ている事から当局が本腰を入れ始めた感じとコメントした事があったが、全般で見れば氷山の一角だろうか。

今回は他メガバンク比で突出している点が問題視されており、リテールで強かった旧UFJとコンプラの解釈が緩いとの説も出ている旧三菱何れに掛かるか微妙なところだが、これに限らず他の不祥事も大型合併後の調整の難しさが浮き彫りになっている感もあり未だ未だ今後の課題だろう。


算定努力

本日、首相は問題になっている所謂「消えた年金記録」について今月中に総務省に第三者委員会をを設置する事を公表したとの報道があった。

この年金問題、日曜日の年金相談ではシステム障害が発生するお粗末さで本日開設の専用電話には問い合わせが殺到し、これまた電話が繋がりにくい状態が続く等不安や不信は収まる気配が無い。

まあ実際記録の確認を求める旨の書類を送ったところで個々にその明確な算出が出来る国民の方が少ない筈で、筋道が経っているのであれば厳密な証拠には拘らないと言うものの完全な復元は不可能に近いのは明白。

「官」の意気に感じた行動力が求められるところだろう。


7/2より手数料・ポイントサービスなど改定、いたよせ倶楽部新設

ハーベストフューチャーズは7月2日より以下3項目について改定・新設。

▼ハーベストオンラインのサービスが変わります


1.売買手数料の改定

通常往復手数料 :板寄銘柄1,356円(税込み)、ザラバ銘柄996円(税込)
日計り往復手数料:板寄銘柄 678円(税込み)、ザラバ銘柄498円(税込)

2.ポイントサービスの改定
【ポイント付与方法の改定】
売買枚数1枚ごとに5ポイント付与。加えて、月の売買枚数に応じて翌月の一枚ごとのポイント数が2倍〜5倍にアップ。
【ポイント還元方法の改定】
ポイントはお取引口座にキャッシュバック。1ポイント=1円の還元率。

3.板寄銘柄限定会員制手数料制度「いたよせ倶楽部」新設
月額税込み50,000円の定額手数料「いたよせ倶楽部」の会員となられた方は以下の特典。

いたよせ倶楽部会員通常往復手数料 :板寄銘柄356円(税込)[=1,000円引]
いたよせ倶楽部会員日計り往復手数料:板寄銘柄178円(税込)[=500円引]
※ザラバ銘柄は割引対象外となります。

続きを読む

代償

今週は5日が「世界環境デー」であったが、環境保護関連といえば昨今世界的にも注目を集めているのがご存知バイオ燃料だろうか。

当然その原料ともなっているトウモロコシやサトウキビ関連は当該製品の高騰から、転作の影響で他商品の減産にも繋がりこちらも価格への転嫁が継続されており緩やかな分まだあまり実感が湧かないが、事実飲料ほか各食品関連が既にジワジワと値上りし今後もこれらの波及の程度は計り知れない。

6日付けのフィナンシャルタイムズではOPEC事務局長もバイオ燃料ブームに警告を発していたが、エコの代償と纏めるのは簡単でもいろいろと考えさせられる問題だ。


再現

週初には中国政府による追加抑制策への警戒感から8%を越える下げ幅を記録した上海株式であったが、翌日には続急落から急反発と値幅が360Pを越える等乱高下となっている。

特性として個人の比率も高いのでさながら仕手系にも似た動きとなるだろうが、先にも書いたように「いつか」が来るまではこうしたボラタイルな動きは継続されようか。

ところで今中国ではハイテクを駆使したカンニング業者が流行っているらしいが、株式関係でもバブル当時こちらで流行った商売はけっこう儲かるだろうなと何気に考えてしまう。


養殖と商品先物

先日金の偽造延べ板に触れたばかりで、これら一連の容疑者が見つかったとの事が大手紙に出ていたが、琵琶湖の方では本物の金の延べ板等を靴箱に隠していた向きが逮捕されたとの報があった。

で、容疑は相続の脱税なのだがその額14億円以上という事で過去4番目らしいが、約32億円の対象額の形成が本業の養殖業に加えて商品先物取引であったという点が注目される。

先月も当欄で「宣伝媒体」としてFX取引の脱税に触れた事があったが、やはり「形態はともあれ一段と表面化する時代へ既に入っている。」と書いておいた通りこの手が出て来た点は注目だろうか。


ゲイシャ

本日の商品市況はアラビカ・ロブスタ共にストップ高を交えコーヒーの急騰が目立っていたが、コーヒーといえば本日の時事に通常の100倍もする「ゲイシャ」なる生豆について取上げられていた。

この手では確か年明けにもルイ15世やバルザックも愛飲していたとかで「ブルボン・ポワントゥ」なる品種が取上げられていたが、お茶然りカカオ然りでどんな世界にもレア物の投機は存在するなと。

まあ特にレア物で無くとも来月くらいからあちこちでコーヒーは値上りする予定らしいが、その理由がBRICs等の新興国市民の所得水準が上がり贅沢品のコーヒーの味に目覚めた結果消費量が伸びた事によるものであるとか。

特に中国は6割増らしいが、この辺の影響も今後ジワジワと他方面に出て来るか。


グッチのドレス

今週は何かこう目立った話題も無かったが、メキシコで開催されていた2007年ミス・ユニバースでは日本代表が優勝するという快挙であった。

昨年7月にもこのミスユニバース関係に触れた記憶があったが、2003年の5位から昨年は既報の通り準優勝、そして今年といえば1959年以来の優勝というからアジアでの存在感も確固たるものになってきた。

ところでTVで優勝の瞬間を見たが、この時着ていたのは確かアメリカのセレブ司会者、オプラ・ウィンフリーがよく着ていたグッチのドレスではなかったかと・・。

流石、この手の大会で優勝するとアジア人では到底着こなせないと思われがちなこの手も、ドレスに着られていないように見えてくるから不思議。


商品先物システムトレードツール「スナイパープロ」を先行リリース

スナイパープロ

スナイパープロ

タイコム証券は、ロビンス-タイコム先物チャンピオンシップ参加者に限定して商品先物システムトレードツール「スナイパープロ」を先行リリース。当該システムの開発には2年の歳月をかけた、とのこと。尚、自動発注機能については今夏リリース予定で、プログラムはパワーランゲージという言語を使用。

▼商品先物シストレツール「スナイパープロ」先行リリース
▼ロビンス-タイコム先物チャンピオンシップ


続きを読む