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続々上場

先月のブラックストーン・グループに続いて今度はコールバーグ・クラビス・ロバーツ、所謂KKRが株式を上場させ同時に12億ドル以上を資金調達する予定と大手紙に報道があった。

KKRといえばナビスコ買収や最近ではあの日興プリンシパル・インベストメントにも興味を示していた事で有名だが、日本ではあまり目立った成果は聞こえて来ない。

そういえば上記ブラックストーンとは奇しくも昨年、ほぼ決着済みの某企業LBO案件を巡ってオファープライスの醜い引き上げ合戦をやった事も一部に有名、紳士協定破りめいた事から後に同社はファンドIPO需要を崩したと苦言を呈される等何かと話題を提供してくれる。

何れにしろ両者共に買収ファンド、他からの資金導入の多様化からまた新しい構造が構築される。


暗中模索

さて株主総会も一巡し各担当者もホッと一息という感じだが、今年はファンド系によるお約束の大幅増配要求は表面上軒並み否決された形ながら各社何らかの歩み寄りで含みを持たせた結果となっている。

昨今は買収防衛策に関しても複雑化して来ており、現場に経つ経営者も株主もそれなりの理解度が要求されることになって来ている点では、数年前から比べより本来の姿に前進しているともいえるか。

ところで軒並み減収減益が相次いだ公開取引員も恙無く通過した模様だが、以前も一歩先ゆく外からの主導型が多いとの意見を書いた事もあったがやはり一般とはどうもニュアンスの違いを感じてしまうのである。


要請

週明けの本日、各取引員でいつもは点いている大口注文情報のモニターが静かに消えたままであった。

ご存知、先週の市場管理委員会で会員専用端末を通じて行っている大口注文情報の開示が、一部企業からの要請もあって取引所側が本日から非公開の措置を取ったからに他ならない。

この件については数年前も実行されて再開という経緯があったが、更に日々取引明細もCFTCの様に週一回の公表にする案やらも控えており、何やら同様に数年前東証が手口非公開にした経緯とシナリオは殆ど一緒な様な気がする。

次のステップに具体的に進んだらこの辺はまた採り上げたいと思うが、いよいよ捨てる物等色分けが出て来たか。


9/28付けで「TIGER TRADER」取引システムのサービスを終了

北辰物産は9月28日をもって商品先物オンライントレードシステム「TIGER TRADER」のサービスを終了へ。本年4月16日付けで北辰商品の商品先物オンライントレードシステム「D-station」を譲り受けて以降、 2つのシステムを並行稼動してきたが、2つのシステムを「D-station」へ一元化する形に。システムの一元化にあたり、「TIGER TRADER」ご利用の方は「D-station」へ移管。

▼オンライントレードシステム「TIGER TRADER」のサービス終了について


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7/1付けで付けで新トレードシステム「エクステンション」をリリース

エクステンション

エクステンション

オムニコは7月1日付けで新トレードシステム「エクステンション」をリリース。新システムでの特徴としては各種注文系の拡充、サヤ取りシステムを搭載、情報分析ツールの拡充など。尚、一目瞭然での同社サービス内容については、同社よりサービス内容アンケートファイルが返送されてきた時点で行います(同社サービス開始時に送付済、念のため7/2に再送予定)。

▼新トレードシステム「エクステンション」リリース


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ブログパーツとしても使える「価格通知メール」提供開始

価格通知メール

価格通知メール

アストマックス・フューチャーズは社名変更、ホームページ公開に併せ6月29日よりブログパーツとしても利用可能な「価格通知メール」サービスの提供を開始。

▼「価格通知メール」サービス


価格通知メールとは

設定した値段に価格が到達したときにメールでお知らせします。設定は○○円を上回ったら、△△円を下回ったら、もしくはその両方を登録することができます。
例えば、「金が2,400円を超えたら知らせて欲しい」「原油が42,000円を下回るか、44,000円を超えたら知らせて欲しい」などの多様な設定が行えます。

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6/29付けでアストマックス・フューチャーズに商号変更

アストマックス・F

アストマックス・F

三井物産フューチャーズは6月29日付けでアストマックス・フューチャーズ株式会社に商号変更。併せて同日より公式サイトのアドレス(URL)が下記に変更に。それに伴い当一目瞭然においても表記を修正。

▼三井物産Fの株式の取得完了=アストマックス(PDF)
▼商号、代表取締役社長変更のお知らせ
▼アストマックス・フューチャーズ


またリニューアル後のサイトでは利用者も限定した専用アプリケーションシステム「FORMULA DNA」を近日リリースと告知。


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輸入品

さてETFへの資金流入が分配金確定日を控えている時期柄もあって今月は急拡大、特に先月からは銀行系の買いが活発化しているとか。

このETFといえば先週には米バークレイズが日本で商品先物指数に連動するETF販売に乗り出すとの報道があったが、外国投信という名目で輸入販売といったところだろうか。

東証は海外ETF誘致にいろいろ画策している模様だが、これが目玉の一つとなっている先のNYSEとの業務提携は時間が掛かっている割には具体的に進展している物はないという話も入って来ている。

先行きは独自の商品ETFをとの思いは強いだろうが、はてその実現は何時に・・。


運用多様化の口開け

先週末から米市場でけっこう話題であった投資ファンドブラックストーン・グループだが、初日には公開価格を13%上回る引けで2日目には7.5%安と急反落となっていた。

新規モノとしては米国で史上6番目の規模であのGSをも上回る大型上場、結局5,000億円以上をこれで調達し会長は一部売却だけでも800億円以上を手中に収める事となりその創業者利益が改めて注目される。

中国も30億ドル投じた同社であるが、けっこうバブリーな値まで買収合戦が繰り広げられる中の企業買収ファンドという業種は今後どのように歩んでゆくのだろう。

ところで米IPO市場は今週だけで他に9社予定、候補企業も軽く100社を越えブラックストーン効果なのかまだまだ活況が続くと強気の見通しが大半である。


DS熱

昨日はマネパの方に触れた株式だが、そういえば週末に時価総額で松下を抜いたあの任天堂が週明けには一時ソニーをも上回った。

従業員一人当たりの純利益もマイクロソフトやグーグルを上回るらしく、キレイな右肩上がりで上場来高値を更新し続ける任天堂の快進撃はヒット商品の寄与度を如実に見せ付ける。

株価の行方は過去この手の事例が幾つもあるのでおそらくそれに近い道を辿るだろうが、主力DS等はカウボーイも先週触れていたように、投資関係まで触手を伸ばし幅広い顧客層を網羅し続けているものの、原動力はこの手を抵抗無く受け入れトライ出来る若年層がやはりベースか。

リスクも共存するがこうした啓蒙?から金融もまた新しい層が増殖する事になる。


7/2より「ブルースカイ・CX AND版」の提供開始

エイチ・エス証券は7月2日(月)より、商品先物取引「ブルースカイ・CX」において、従来の取引システムに加え、新オンライントレードシステム「AND版」の提供を開始。

同社の取引システムはユナイテッドワールド証券同様オリエント貿易のASPのため、取引システムの機能面においては同様のもの。ポイントも修正。

▼ブルースカイ・CX(商品先物)新システム「AND」7月2日リリース


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グロース

本日の平均株価は再度サブプライムローン絡みで見送り気分に軟調展開となったが、そんな中で業界から先週末に上場したマネーパートナーズはザラバ連日のストップ高と威勢がよかった。

このマネーパートナーズ、外国為替証拠金取引業者としては初の上場となり初日には立会い早々ストップ高のあとストップ安と同ポストらしい値動きが目を引いたが、発行済ベースで約半数がロックアップ対象になっていないベンチャーキャピタルであった為にこの辺も思惑が募った形か。

ただ次期予想ベースからすれば公募水準の低PERが目に付いたところで、翌期以降を睨んで早くも急上昇開始なのか何れにせよグロース面で参考にしたいところだ。