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勝利者不在

本日付けで、王子製紙が先月2日より実施していた北越製紙へのTOBが締め切られた。

いろいろ物議を醸し出した末に敗北、不成立の線が濃厚であるが今回の場合は業界首位が絡んだ案件であっただけに、成功の暁には日本の企業再編が次のステージに入ろうかというところでもあった。

7月にも同様の内容でコメントした通りの結果となったが、当時「以前とは違ってしっかりしたビジョンが背景にある事は発展途上ながら一歩前進しているか。」ともコメントした。

結果こそこうなったものの試みは第一歩、何れ世界標準の時が訪れようか。


9/4より「オンライン口座開設」に対応、最短即日完了に

オンライン口座開設

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フジフューチャーズでは9/4より「オンライン口座開設」に対応。最短即日(FAX利用時、即日入金の場合)で全ての口座開設手続きが完了。入力所要時間20分程度。

また申込データについては、(財)日本データ通信協会からの認定を受けた「アマノタイムスタンプサービス3161」により、「存在証明」「非改ざん証明」がなされる仕組みを採用。それに伴いポイントを修正。


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区別の感覚

本日は所用があって表参道へ出向いたのだが、ここも表参道ヒルズが出来て今では青山アパートがあった頃が実に懐かしい。

それはそうと駅で目に付いたのが先週末に「不適切」のレッテルを貼られ、何かと話題になった「ハーパース・バザー」のポスターである。

この構成でブリトニーの下半身に杓子定規な内規を持ち出したメトロも意外であったが、結局数日後にはやはりそのまま掲示しても宜しいとの返事であった模様。

この一連の経緯で真っ先に思い出したのが、昨年末に騒がれた「シャキーラ」のオーラル・フィクゼイションVOL2アルバム。

度が過ぎる(一体何処が?)との事で中東版カバーがまるでパロディーのように笑える修正写真になったのが記憶に新しいが、この手のように宗教的な物が絡むわけでもない日本で未だに一部の風紀委員のような輩がこうした物議を醸し出すようでは、ファッション発信地表参道もなにやら寂しい。


損害先物

今シーズン第一号のハリケーンとなった「アーネスト」が、勢力を弱めメキシコ湾岸を逸れた為にこのところWTIは続落模様となっている。

あの「カトリーナ」の記憶が鮮明な事から今後もこの手の報にはナーバスな展開が続くであろうが、ハリケーンといえば米ヘッジストリート・ドット・コムでは襲来する可能性のあるハリケーンによる物的損害規模を見込んで、投資家が取引出来る「ハリケーン損害先物」を導入したと時事にあった。

今年度の襲来シーズン全体をカバーする同先物は、保険業界動向を調査しているISO算定の推定被害規模の指標になるらしいが、このようにある部分特化した取引所の存在は意味の無い銘柄を存続させるよりも遥かに有用であると思う。


7年目

本日の外国為替市場では円が対ユーロで150.7円まで下落し、1999年のユーロ導入以来初めて150円台をつけた。

オプション絡みで150円というのはトリガーになるかどうかだが、先月たしか最安値更新と書いたのが147円台であるから金利差云々あるとはいえ円の弱さが際立っている。

以前書いた東欧圏は更に決済モノの表示が変遷、それ以外は通貨に非ずという雰囲気になっている。

国内もまた超強気ともいえる値上げにも拘らず破竹の快進撃を続けるヴィトンあたりが、また手ぐすね引いてその機会を狙っている雰囲気。


餌蒔き

確か6月頃に配当の話題と共に一度触れた記憶があるが、日経紙がタンス株について本日触れていた。

週末には金利ビジネスとして新規口座獲得合戦の様をコメントしたが、これもまたその一環で各社様々の餌蒔きが行われている。

まあそう性急なものではないのだが、この辺は特定口座の時よろしく煽りのトークは何時もの事である。

また銀行の話題で書いた事だが有利誤記までとはいかなくとも、よくよく考えてみれば錯覚させられるサービスも散見される。

この辺はまた書く時も来ようが、行動を起こす前に冷静に考えてみよう。


金利ビジネス

立ち直ったか否か依然として薄商いでハッキリしない株式市場であるが、ネット証券大手5社も新規口座開設がピークの3割弱までペースが鈍化しているらしい。

そんな中を後発組中心に手数料値引き合戦が熾烈化して来ているが、先週末には松井証券が無期限信用の手数料完全無料化を打ち出してきたのは周知の通り。

今迄の同社の流れからいずれやるなとは思っていたが、要は金利収入へのビジネスモデル転換である。

鎬の削り方も様々であるが、商品先物やFX業界は今後斬新なビジネスモデルを打ち出して来れるかという点で、各社の手腕に注目したいものである。