東穀取は本日の理事会でコメ先物の受託会員最低純資産額を1億5千万円にし、取引規定その他を了承した。
供用期限や格付け表の変更を可能にしたり、デリバリースワップも導入予定と意欲的に事が決まってきているが、一方で上場検討委員会の委員で全農OB二名が最終会合を前にして突然辞任したらしい。
商品が商品だけにいろいろと思惑で、これ以上この件は触れないと思うが先物相場だけは透明性の高い価格であって欲しいもの。
さて、ドットコモディティーが登場する前に当欄では「水面下で着々と進行している案件〜幾つかは来年表面化して来ようが・・」とそれとなく綴ったが、晴れてデビューした1/6付けの当欄には「さてこの系統ではもう一つか。」とも記していた。
本日ライブドアの子会社が双日HDの孫会社、日商岩井フューチャーズを買収すると発表したがこれで一時期ペンディングになった経緯があったものの上記の?この系統のもう一つ?もどうやら片付いたようだ。
一昨日は「人の動きは指標の一部か。」ともコメントしたが、ここも正にそんな動きであった。
既にある種の関係者には数週間前から話題に上っていた事だが、取引員二社が行政処分を受けた。
ところでこの辺は所謂?みなし?等の背景と絡んである程度真ん中であったがこの業界、老舗でも諸般の事情のあるところ、昨年秋口からコメントしている駆引き継続していた身売り関連等今後の落しどころを模索している向きはけっこう多い。
人の動きは指標の一部か。
本日の石油製品納会は各製品共に軟調納会となった。マージンを睨んで月替り後の元売り商いが注目されるところだが、先週の決算を見ていると元売り勢は出光を除き最高純益となった模様。
さてその出光も本日は第二次連結中期経営計画を発表し08年度は営業利益1,400億円を目指すとか。
ちなみに原油(ドバイ)価格は40ドルの前提という事だが、思わぬ件で上場が延びたと言っても過言ではない同社、2006年度の上場に再度意欲を見せる。
過日の時事に東穀取のeコマースが苦戦が続いている旨の記事があったが、この件については同じ内容で数度見かけた事がある。
商慣習を考慮しないで走った例だが、この手は東工取の一部商品にも同様の事が当て嵌まる。
次期上場予定のコメに新たな展開を賭けている模様だが以前挙げた進捗早い海外取引所でさえも競争時代、さて国内の速度ははたして変るであろうか。