389ページ目   雑記

夫々の新年度

本日より新年度がスタート、巷で騒がれていた暫定税率の期限切れからガソリン価格が下がる中を他の生活関連の主力は軒並み値上げになって来る等混沌とした幕開けだが、日経紙あたりが載せていたように期末の株価も前年比で27.5%安と急落し5年ぶりの大幅な下落率を記録した。

この株式、サブプライムの影響が大きかっただろうが一年間で国家予算の2倍弱が飛び、上場企業の保有株も総額で1兆円以上の含み損を抱えているこの辺の現状が続けば、今後ジワジワと各方面で影響が出て来そうである。

さてそんな世の中でも粛々と行われる入社式、その新社会人は昨年とほぼ同数の85万人らしいが、旬な業種ばかりでなく統合・再編の過渡期にある業界に入社する向きも、今が底と戦略的に見た向きも居ると思うがさておいしい買い場?であったか否か。


CIRQUE

さて前回のCIRQUE DU SOLEIL、「ALEGRIA」に続いて「DRALION」のチケットをいただいたので一寸息抜きに観劇してきた。

同CIRQUEだけに流石今回も見事な技術であったが構成上個人モノが多く、何というかこう演技がある程度読めるだけに正直言って個人的には音楽も含めて未だ意外性のあった前回二つのALEGRIAの方が好みであった。

ただやはりトランポリン一つ取っても壁面をこれだけ旨く使う効果などは流石、また生命と自然界の秩序を保つ4つの力の賛美、東洋と西洋の伝統芸術を融合させる等のコンセプト自体は事前に惹きつけられるものがあり、これでまた次回はどんなコンセプトを打ち出して来るのか大いに待つ楽しみがある。


限定版も何れコピー?

一寸所用で税関へ行ったのだが、途中に所謂偽物が整然とショーケース?に陳列されている光景を久し振りに見た。

そういえば財務省が昨年一年間の全国税関が輸入差し止めした偽ブランド品や知的財産所有権・著作権を侵害した商品等の件数が、6年連続で過去最高を記録したとの発表が今月初旬にあったのを思い出したが、大手紙によればその侵害物品は正規品からの推計では総額385億円とか。

輸入元の地域別では中国からが70.7%増加で全件数の70%を占めてダントツ、中にはいかにもありそうなヴィトンの麻雀パイ等見ていて面白い物もあったが、中国といえばオリンピック絡みであのグッチあたりは中国と香港のみで購入可能な限定版を展開、アジアマーケティングの商機で熱も入ろうというものだがこちらはそのロケーションからお約束で勿論(本物の)麻雀パイもある。


ブームと商機

昨日に引き続き欧州と日本の融合?系の話題になるが、ミシュラン社のギド・ルージュの2008年フランス版においてパリにある日本料理店というか鉄板焼屋さんの「あい田」が、仏の日本料理店としては初めて一つ星を獲得した模様とか。

もともとプレスが上手かったのかどうか露出度も高くフィガロその他で優秀レストランとの評価がベースにあっただけにいずれはとの意見が多かったが、ブルターニュ産のオマールやリムーザン産の肉はそりゃ旨いし現地でも和食の域だろうが当然ファンは付くわなとも・・。

只、最近のフランスでは日本茶を始めとした和物がブームらしくそういえば先月ミッドタウンへ行った折の話を書いた事があったが、その時も和物系の店舗ではフランス人の団体で賑わっていたのを思い出した。

さてこうして逆輸入的に有名になった向きとしては、数年前だったかその意匠性が個人的に気になる「サダハル・アオキ」あたりをコメントした記憶があるが、海外ではほとんどパロディーにもなり得るジャンクな「和」に遭遇する率が高いだけにそういった点の貢献度は高いか。


ヨーロッパから見た艶

バレンタインデーが終ると本日はもう「桃の節句」であるが、これは五節供の一つでそろそろ気の利いた食事処あたりではさり気なく花が添えられていたりする時期でもある。

さて桃の節句といえば雛人形だが、数年前某所で見て気になっていた「リヤドロ」のものが今年はたしか1月だったか元宝塚女優のコメント付きで日経新聞に載っていたような記憶がある。

ポーセリンというカテゴリーで見ると食器まで展開している他のブランドが一般的にはどうしても目立ってしまうが西洋から見る日本の精緻な部分や、「カレライカレラ」あたりもそうであるようにその所謂艶の表現においてはスペインは本当に素晴らしい物を持っていると思う。

とつらつら個人的な意見だったが、ところでオリコンの調査によれば今年雛人形を飾らない予定とした向きは約7割近くとか、段々とそうした流れになるのか否かだが気に入った物を見つければまた意識が変るかも。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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