412ページ目   雑記

ファム・ファタル

大手紙によればあのクリムトの代表作である「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像?」のモデルのめいであるロス在住の女性に、オーストリア政府からシリーズ含む5作品が返還される事となったらしい。

何でもオーストリア併合の際に実業家だったおじ所蔵の物を没収されたのだとか。

これら揃いとなると可也の値が付くと思われるが、金箔多用の官能画に嵌ったファンは意外にも身近に多い。

この時代の作品は何故か輪廻というテーマに傾斜しているものが多いと思うのだが、この機会に久し振りに画集でも見てみるか。


目に見える部分

過日所用があって銀座の田中貴金属へ行ったのだが、今年のモーツァルト生誕250周年を記念したという純金製のバースデー・ケーキがエントランス正面に鎮座していた。

年末は確か何処かのホテルがダイヤモンドをちりばめた2億円の食べられるケーキを作っていた記憶があるが、このダイヤならぬ金のケーキは2億5千万円だそう。

また少し先には純金製のトレーニンググッズ発売とやらで800万円近くの鉄、いや金アレイ等が予定されているらしい。

先に発表された消費者態度指数は2ヶ月連続の上昇で、バブル期以来の15年8ヶ月ぶりの水準に達している。バブルか否か、波の中に呑まれていると見えなくなるものである。


物価の番人

周知の通り、日銀が5年間続けてきた量的緩和政策の解除を決定した。

昨年末からこの政策継続の意味が乏しくなっていた訳だが、モルヒネとも言われた政策解除でショック症状が出るや否や、そうした意味で今後各方面に注目は怠れない。

良い事であったのかどうか、預金者の犠牲の裏で生み出された資産バブルや破綻を免れ延命した金融機関、こうして国民の格差拡大は為されてゆく。


予備軍

日銀の金融政策決定会合結果を待つ格好で株式市場は模様眺めムード一色といった感じ。

いまひとつ前回のような切り返しのエネルギーを感じない向きも多いと思うが、前日発表の信用買い残高は三週間ぶりに増加に転じている。

ライブドアショック時の突っ込み買いが奏功したものの、二度三度と後に来る押しほど因果が目に見えない重しになっている。

引かされた因果が多いなと客観的に見ている、浅い因果を持っている輩ほど先行き因果の主体者になる予備軍である。


Valentine

本日はご存知バレンタインデー、何時かも書いた事があったが世の男性諸氏には日頃の評価が目に見えて判るという日で、先週書いた宇宙旅行の話然りで今年はもらった方も引きそうな10万円クラスの物も登場し一段と景気が良い。

主要な場所には特設コーナーが設けられ各店ブースは大賑わいであったが、雑多に見えるこんなところでもけっこう客層がそれなりに分かれるもので、なかなか世の中上手く出来ているなとこんなところで感心。

個人的には今年の「サダハル・アオキ」あたりは逆輸入版でカッコいいなと思いましたが・・。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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