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対等比較不可

日経平均はさすがに7連騰の後だけに本日一服となった。

TOPIXはザラバ14年3ヶ月ぶりの水準まで上昇となったが、ここ数日言われているITバブル期奪回云々は平均よりもTOPIXに信頼性があるだろう。

当時の業種別で見てみると、現況のバブル銘柄というか業種がボンヤリと見えてくるが、これも後に語られるであろう結果論。

一頃の投信の受け皿論よろしく、これらの次々に創造される受け皿市場はよく吟味して取り組みたいものである。


転換促進相場

昨日権利落ち分を難なく埋めた日経平均は本日大幅続伸、昨年来高値を更新し約5年7ヶ月ぶりの16,900円台で引けた。

ところで2005年度はCBの株式転換が進みバブル後最高となった旨を見たが、この株高でこれらが2兆円を上回るのが確実視されているとか。

今後資金的軽減と需給悪化の綱引きとなるがこれも相場次第、一昔前は発行体が様々な筋に要請し、転換促進相場を演出するような今では到底出来ないオペレーションもやっていたような時期もあったように記憶するが、今となってはもう懐かしい話である。


プライオリティ

昨日は大証について触れたが、本日の日経紙社説には東証経営について問い質す旨触れていたのが目に留まった。

これについては例えば人事でもあちこちの要職を兼ねている事から、個人的にも利益相反の観点で疑問であったがやはり同様の意見は多だろう。

5月中には短縮解除云々言ってはいるが、平穏なマーケットを見ていると臨機応変な対応が効かない歯痒さも関係者は感じている筈。

はたしてこの続投で過去指摘してきたような、国際標準からかけ離れた危機的諸々の事態が改善に向かうのか否か暫し注目である。


再編機運

ここ急伸してきた後だけに一服といった感じの日経平均であったが、地合いに関係なく昨年来高値を更新し続けている大証が目立っている。

昨年は村上ファンドに買われ揺れた大証であったが、今年は既に英系ファンドが取得に動いている。

他取引所も保有している事で、それら提携関係含めて裏で話が繋がる部分が多いのだが、同時期に発表された今後のシステム投資等絡め最近の東証に肉薄する売買高もなにやら意味深である。


一頃の構図

さて昨日の続きになるが本日も商品取引員各社はしっかり、ひまわりなんぞは急騰し新興系の値上がり率上位にランキングされている。

まあここもトレイダーズよろしく直近で分割発表した組なのだが、ここ一年で株価はかなり化けた方だろう。

加えて両社は業務提携を発表しているが、今後IPOその他アイテムをいろいろと出し易い環境になったという見方も出来る。

第一次IT相場時の系図をふと思い出す向きも居るだろう。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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