263ページ目   雑記

EU試練

周知の通り先週は英国のEUからの離脱を問う国民投票があり、その開票結果は離脱支持が全体の過半数を占めて離脱が決定、下馬評では残留ムードで一致していただけにサプライズとなったが実にEU加盟国の離脱は初めての出来事で、同時に残留を説いてきた英首相が辞任表明するなどその日のうちに大きく動揺が広がった。

大きな動揺を見せたのはやはりマーケットも然りで、FXを展開している証券会社など事前に損失シミュレーションを書いた注意喚起メールが何度も来ていたが、果たして当の英通貨ポンドは対ドルで31年ぶりの安値に沈み、比較的低リスク通貨とされる円は対他通貨で急騰とかつて何度か見た光景が再度蘇った。

寄り直後から逐一の報に一喜一憂していた株式市場も昼から下げが加速し結局1,286.33円安と16年ぶりの下げ幅を記録。225がこうなると凄いのはオプション市場で例えばディープアウトの11,000Pは寄り付き直後の2円の安値から、昼前には29円と約15倍にまで暴騰、これを始めとしここから13,000Pまで何れも寄り付き直後の安値から10倍以上の暴騰を演じることとなった。

しかし個別の投資関係はこんな感じとしても、今度どうなる世界情勢。本邦も企業など練り直し始めアベノミクスには向かい風となるのは想像に難くないが、英に限らず他国もこの手の素地がありポピュリズムとどう向き合ってゆくのかも今後の課題となってくるだろうか。


LV-exhibition

さて春先から案内を頂いていたものの、なかなか行くタイミングを逃していた紀尾井町で開催されていた「空へ、海へ、彼方へー旅するルイ・ヴィトン」展へ、過日ちょうど永田町で所用があった事からそのついでに行ってきた。

紀尾井坂を上りきったところに突如として現れる会場だが、エントランスを抜けると創業者の肖像画から初代のトランクなどクラシックな雰囲気でスタート、茶道具入れから果ては自由民権運動指導者であった板垣退助氏が購入した名入りのトランクなどまるで美術館の世界が広がる。

路は冒険、ヨット、空、列車などシーン別に展開され100年以上前の逸品が目白押しであったが、新しいところでも現代美術科・村上隆氏などコラボしたモノや、その後の芸術家・草間彌生氏とのコラボ作品など日本人勢とのコラボも話題を呼んだのを思い出す。

新旧入交じりの構成ながらスティーマーバッグやシャンパン入れだったノエ、キーポルなど何れもこれらがベースとなっている物が現在の定番地位を確立しており、モデルのみならず柄一つ取っても既に約120年以上前に登場していたダミエ柄や、モノグラム柄然りでブランド確立とはどういうものつくづく考えさせられた展であった。


夜の規制緩和

さて明日からというか深夜からは改正風営法の施行によって、音楽に合せて客がダンスを踊る方の「クラブ」営業の規制が緩和されダンスホールなど対象から外し、店内の明るさや営業時間に応じ一定の条件で深夜営業が認められることになる。

確かこの手の絡みで当欄にて以前に触れたのはちょうど二年前くらいで当時は政府の規制改革会議の提言であったと記憶するが、あれから二年での改正となった。それまでは風営法の付き合い方も二号から企画系の五号へと流れていたものだったが、その後は三号に絡んでも大阪で無罪になった例も出ていた。

とはいえ、今から3年前の六本木の大箱「VANITY」の摘発事件などクラブ狩り?が激化していた頃が記憶に新しい。既にこの前日に閉店した西麻布の「イレブン」や「alife」、それに「Vanilla」等々消えていった名店は多いが、規制緩和で今後のクラブもそのナリが変遷するのかどうか興味深い。


悪事の素地

昨日は金ETF人気から順調にその残高が積み上がっている旨を書いたが、金絡みではローカルなニュースで豊島区の「造幣東京博物館」から展示用の時価にして6,384万円という15キロの金の延べ棒を盗んだとして造幣局の職員が窃盗容疑で逮捕されたという報があった。

リースと称してレプリカを置かせオリジナルは質入れしたというが、しかし受け側も疑いもなくよく受け入れたものだと或る意味感心。他にも金絡みの犯罪では先々週にマカオからプライベートジェットを使って大量の金を密輸しようと試みた比較的大掛かりな例もあった。

金の密輸といえばたしか昨年の末だったか韓国から下関港に到着した活魚運搬車からも密輸しようとした金が見つかった件があったが、更にその前の関空で見つかった金密輸も同様に韓国からであったおぼえがある。付加価値税と関税還付、更に消費税狙いと悪知恵は尽きないが今後も増税の度にこの手の密輸事件が表面化してくる気配である。


変化する銀座玄関口

さて、今週はソニーが「ソニービル銀座」を17年3月末で全館の営業を終えた後にビルを取り壊し、その跡地を「銀座ソニーパーク」なるイベント広場にするとの発表があった。来る東京オリンピックを睨んで屋外のライブ会場や情報発信拠点として活用するという。

ソニービルといえばちょうど一年前に惜しまれつつ店を閉めた「マキシム・ド・パリ銀座」が思い出されるが、その上に入っていたソニープラザという名前も同社株式の売却が背景なのかいつの間にかプラザに変更となり、このあたりを境に心なしか自分の中にあるソニービル像は無くなっていたというのが正直なところ。

そんなワケで今回の全館営業終了もタイミング的に潮時という感で個人的にもマッチしたものだったが、この数寄屋橋地区も直近で「東急プラザ銀座」がオープン、またそこから至近距離にある「プランタン銀座」もマキシム・ド・パリ同様に本店とのフランチャイズ切れで年末には今の店舗を閉店する。

近年は新陳代謝が激しいこの界隈だが、今後は訪日客の増加を追い風に商業地としての価値を睨んでこの手の再開発プロジェクトもますます拍車がかかって来ることが予測されるか。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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