385ページ目   雑記

東京ミッドタウンオープン

さてにわかに報道陣も増えて来た旧防衛庁界隈だが、明日はいよいよ「東京ミッドタウン」がオープンする。

“都心の上質な日常”をテーマにしている通り、擁するテナントも錚々たる面子で例えばハリーウィンストン等はメンズに注力した構成等と新しい試み、アート系ではサントリー美術館も移転、六本木エリア内ではアートトライアングルが誕生の運びとなる。

他、注目といえば西で大成功を収めた「ザ・リッツ・カールトン東京」、昨年末のJDパワー・アジア・パシフィックでも上位に食い込む快進撃だが今回最上階のスイートは一泊200万を越える設定、スパは初年度700万円、またホテルのサービスを享受出来る居住区パークサイドでは家賃500万円越えが登場する等の話もある。

オープンとはいえある程度顧客層にハードルを掛けている分、売上等非常にマーケティング上興味の湧くところでもある。


土地デフレ終息?

本日は国土交通省が公示地価を発表したが、全国平均で住宅・商業・工業を含む全用途が揃って1991年以来16年ぶりに上昇に転じたらしい。

特に大都市圏の上昇率が顕著で一部には上昇率40%を越える地点もあった模様だが、地方圏は住宅・商業共に連続の下落で地域格差は更に拡大している。

まあ大手勢も分譲を急拡大させ破竹の勢いという部分もあるが、この同業界でも当然ながら格差は出て来るわけで、オフィス需要の好調と居住賃貸の伸び悩みなんぞは対の世界、ここにREITあたりが食い散らかしに入っている訳だからその辺もよく考慮してREIT、若しくは物件、はたまた関連株等への投資は行うべきであろうか。


暖簾代

本日は不二家が2007年3月期連結決算の業績予想を出していたが、当然かな例の品質管理問題の影響で当初予想8億円の黒字から67億円の赤字に下方修正となっていた。

月末には銀座本社を不動産ファンドに売却するらしいがちなみにこのファンドも今が旬のシティー系、一方で支援が影響したとはいえ株価の方は事の外堅調で、不祥事発覚前の水準を越えてきているのは何やら日興に似たものがある。

さて食品系では過去に雪印があったがここまでの両者明暗の経緯として思い浮かぶのは、やはりペコちゃんのブランド力に因るところが大きいいか。

取引員も含めてあらゆる企業にいえるが、最後の暖簾代こそ軌跡であり価値である。


五輪特需?

昨年から時折ニュースにはなっていたが最近特に酷く増えて紙面を賑しているのがかれこれ5,700件にも上った「金属泥棒」、側溝の蓋や車止めに始まって銅線、半鐘、蛇口、果ては滑り台までとまあ節操が無いというか、よくやるなといった世界だ。

ところで先に別子こと住友鉱や三菱マテといった非鉄大手の収益が急拡大している旨が出ていたが、ご存知主因は中国等の旺盛な需要を背景にこれら国際商品価格が歴史的な高値圏にあるという事。

上記の捌き先は主にこの中国ルートが指摘されているが需要あるところにビジネス在り、僅か一週間で百億単位の再増額修正が為され、別子の株価が17年ぶりに2,000円台回復という背景にはいろいろな物が内包されているか。


啓蟄

桃の節句が終ると本日はもう「啓蟄」であるが、これはご存知二十四節気のうちの一つで冬篭りの虫が春の陽気に誘われて土の中か顔を出すというもの。

ツクシを始めとしてふきのとうの花が咲き、幾多もの若芽が芽吹くとされる頃であるが見て愛でる向きあり、またこれらを食して愛でるのを毎年楽しみにしている向きもありで、四季を実感出来るもののひとつである。

ただ従来人造で或る程度の季節感が無くなった事例が幾つかあったが、昨今は広義でそれの歯止めが効かなくなったか今冬も平均気温が58年ぶり最高になり、イベント系やそれに付随する経済活動にも影響が出てきている点は憂慮すべきことだろう。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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