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NEO第一号

本日も株式市場は年初来安値更新で3年2ヶ月ぶりの8日続落と依然冴えない展開であったが、そんな中でプラチナチケットとされた「ユビキタス」がIPOを果たし、下馬評通り終日買い気配で推移し公募価格の3倍まで切り上げたところで時間切れとなり明日以降に初値は持ち越し、このまま行けば今月に入ってからの連続公開価格割れを一気に打破する。

さてこのジャスダックが新たに新設したポストNEOだが「成長可能性のある新技術又は新たなビジネスモデルを有する企業を支援するとともに、投資家にこうした企業への投資機会を提供することを目的とした市場」とされており、同社はこの7番目の新興市場第一号案件として初上場となる。

Ubiquitousとベタな社名に任天堂DS絡み、おまけに小粒と話題性には事欠かないが、過去怪しい企業を有した市場もあった経緯を踏まえ今後こういった新設市場の行方には大いに興味の湧くところである。


中東に倣う?

週明けの本日は株式が続急落し2年半ぶりの7連敗に沈み、商品も一部を除きどの銘柄もストップ安の暴落に沈む等また夏の再来を見ているようだが、どれもご存じ荒れた為替に因るところが大きい。

東京市場では先週末から111円台のフシ目が意識されていたようだがこれもアッサリ割り込み1年半ぶりの円高水準へ、FX絡みでもショートの積み上がり具合からアンワインドによる圧力は軽微ともされていたがそう理屈通りの動きにはなってくれないようだ。

ところでドル受難といえば、あのスーパーモデルのジゼル・ブンチェンがP&Gの広告出演契約におけるギャラをドルではなくユーロで要求との一部報道が先週あり、P&Gが沈黙する中を妹のパトリシアがこれを否定していた一幕があったが、年収3,000万ドルを超えるだけに確かに思惑でありまた絶妙なタイミングであった。


売却の意図

今週の話題といえば、5日のペトロチャイナや6日のアリババ・ドット・コムといった有名どころの新規上場だろうか。

特にペトロチャイナは数年前にあのウォーレン・バフェット氏が個人株主として躍り出て注目されたものの、最近になって大量売却に動きこれがスーダン関係の思惑も絡んで一部話題になった経緯がある。

果たして初日はペトロチャイナは初値で48.6元と公募価格の約3倍、アリババ・ドット・コムもザラバ39.95香港ドルとこちらも公募価格の約3倍と共に冷めない投資熱を裏付ける形になったが、その後の地合いからも窺えるように吸収が偏り需給への影響が一部懸念されている。

しかし約5,000億ドルといわれるあのエクソンの時価総額をも上回り一応世界一になったものの、実質的な国家分もあり市場出回り分等みれば今後の株価形成では当然バブルが生じ易くなるか。


再進出の勝算

本日は一寸確認したい件があってあの「IKEA」に行って来たのだが、さすがに開店当時の数時間待ちが嘘のようにパーキング、店内共にストレスを全く感じる事なく移動可能であった。

このIKEA、ご存知のように独特なセルフサービスエリアに見られるように徹底したローコストオペレーションにより全世界で(商品の相場としては)信じ難い価格を可能にしているが、相変わらず北欧モノでこれだけ乖離があると値段とは何なのだろうと改めて考えさせられる。

さてこの類の大型店舗だが、カルフールやウォルマートに見られて来た様にとかくアジアではこの手は苦戦とのジンクスがあるようだが、やはり今後も特異とされる購買行動を読めるか否かが焦点になって来る点には変り無いか。


変らないキャスト

さてカウボーイも本日採り上げているが、エフエックス札幌や昨日はアルファエフエックスの件が表面化した事もあって金融庁はFX業者120社を対象に財務の健全性や顧客財産の分別管理体制等に関する調査を一斉に始めた模様。

しかし本日もFXで10億円以上利益を上げ脱税した旨の記事が出ていたが、そうした立て続けの成功?例も広告塔になって個人には人気が衰えない分野だけに魑魅魍魎の輩が参入してくるのは自然だが未だ明らかに怪しい業者と付き合ってしまう例が絶えないのは残念な限り。

結局のところあのソブリン事件の頃の学習効果はなく投資家側もこの辺は充分に認識すべき問題であるか。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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