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商品に左右される勝ち組

さて、昨日の日経紙には昨年上場したETFの年初からの累計売買代金が出ていたが、それによれば金価格連動型が他の株価連動型を抜いてダントツとなっていた。

ところでこのETFといえば予てから先に大証に上場している金ETFに続いて、東証もいよいよ上場規則改正から第一号の以前当欄でも触れたステート・ストリート社モノの重複上場が決まる見通しである。

この辺はWGCのCEOも次の2四半期のうちに日本と香港でも上場出来る自信を表明しており国内ではマザーとして主導権が移るのかどうか見物だが、これに絡んで相互協力している東工取も上記の規則改正同様、ヘッジニーズを視野に入れるなら今後は建玉制限等々柔軟に対応してゆかねばならないだろう。


限定版も何れコピー?

一寸所用で税関へ行ったのだが、途中に所謂偽物が整然とショーケース?に陳列されている光景を久し振りに見た。

そういえば財務省が昨年一年間の全国税関が輸入差し止めした偽ブランド品や知的財産所有権・著作権を侵害した商品等の件数が、6年連続で過去最高を記録したとの発表が今月初旬にあったのを思い出したが、大手紙によればその侵害物品は正規品からの推計では総額385億円とか。

輸入元の地域別では中国からが70.7%増加で全件数の70%を占めてダントツ、中にはいかにもありそうなヴィトンの麻雀パイ等見ていて面白い物もあったが、中国といえばオリンピック絡みであのグッチあたりは中国と香港のみで購入可能な限定版を展開、アジアマーケティングの商機で熱も入ろうというものだがこちらはそのロケーションからお約束で勿論(本物の)麻雀パイもある。


Tracker

さて本日も暴落の余波が収まらぬ白金やパラジウムのPGM系であるが、その急激な変動から本日からTOCOMでは両銘柄に臨時増し証拠金が掛かって来る。

白金といえば今年の急騰に次ぐ急騰であの米ティファニーのバイスプレジデントがその上昇分を顧客に転嫁する公算が大きいと表明しているが、この電力供給増大によるコレクションでもやはり意向に変わりは無い?か。

さて、もう一つ昨日からトラッカーeワラントに2010年満期のプラチナが加わる事になったがこのトラッカー、先物や投信にない別な透明性や効率性を持った側面もありボラの高い商品ほど組み合わせ次第では面白い合成も可能ではないかと。

ここまで各マーケットが荒れると、一寸他に目を向ければ商品絡みでも本日の別子など日計りでも一回転が効く環境になっている。


ストレスさまざま

週明けの本日は寄付から東証においてシステム障害が発生し、東証一部の二銘柄の売買が後場序盤まで、またダイワの東証電気機器株価指数ETFも序盤に売買出来ないトラブルがあった。

この東証、つい一ヶ月ほど前に売買プログラムの欠陥でデリバティブの一部が売買出来ないトラブルが発生したばかりで、後に再発防止策を公表していたばかりであったが立て続けにこれでは失態だろう。

さて本日もう一つのシステムトラブルといえばやはり前場に東穀で起きた1系統のソフト物がシステム障害で取引がそのまま中断した件、今のところプログラムや機材に問題はなく明日以降の取引に支障は無いと言うが、ただでさえ恐ろしい方法で値付けしているところへこれでは疑心暗鬼もいいところである。

この東穀、2010年にも東工取と取引システムの統合をする旨の発表がつい最近あったばかりだが、本日トラブルを起こしたのは初期投資に5億円を投じたシステム、捨て行く物にカネを投じるのはともかく2010年までこれに付き合わなければならない各所のストレスは大きい。


オルタナティブの重要性

さて二週間ほど前にも同じような事を冒頭から書き出したものだが、今週も商品相場の暴騰は続き昨日はWTIが5ドル高と急騰、金も一時最高値更新のほか穀物も最高値更新ペースが続いている。

株ではトレーダーの不正とやらでソジェンが話題となったが、こんな状況だからつい先日はMFグローバルが小麦で飛ばしたとかの話題が出たり、米人気女優が穀物高から援助食糧の財源不足に直面しているWFP(世界食糧計画)にポケットマネーから100万ドルを寄付したりと実生活でもチャーリーズ・エンジェルぶりを披露している。

ところで昨日の日経紙一面には公的年金の積立金の市場での運用利回りが2007年度は5年ぶりマイナス運用と出ていたが、さすがにこうなって来るとオルタナティブの重要性が更に言われ始めるのは時間の問題、年金といえば時事ではあのカルパースが商品投資拡大表明したばかりというのもあいまって今後日本はどう動く?


素材と腕

なんでも地上げ等という懐かしい言葉がまた登場し、上場している渦中の会社は連日のストップ安となっているが、暫く経つとまたインサイダー疑惑とやらの話が出て来るのであろうか?

インサイダーといえば週明けの日経一面には、新日本監査法人の公認会計士がインサイダー取引をしていたという疑いで調査との記事があったが、大手監査法人に所属していた会計士が摘発されるのは初とか。

もっとも当の公認会計士、その戦果といえば公表されているものではマイナスのものもあり成績は冴えなかったとか、残念ながらインサイダーに抵触する情報に頼った売買でもこうしてマイナスを出すケースは意外に多い。

発表するタイミングの問題からその後の変動でヤラれおまけにネタが立ち消えになったケースや、取組が薄い中で関係者の売りが嵩んでしまい逆日歩で殆ど喰われてしまったパターン等々、面白い事例は幾らでもあるがインサイダー取引とはいえやはり儲けるにはそれなりの読みが要求されるのは当然なのである。


ブームと商機

昨日に引き続き欧州と日本の融合?系の話題になるが、ミシュラン社のギド・ルージュの2008年フランス版においてパリにある日本料理店というか鉄板焼屋さんの「あい田」が、仏の日本料理店としては初めて一つ星を獲得した模様とか。

もともとプレスが上手かったのかどうか露出度も高くフィガロその他で優秀レストランとの評価がベースにあっただけにいずれはとの意見が多かったが、ブルターニュ産のオマールやリムーザン産の肉はそりゃ旨いし現地でも和食の域だろうが当然ファンは付くわなとも・・。

只、最近のフランスでは日本茶を始めとした和物がブームらしくそういえば先月ミッドタウンへ行った折の話を書いた事があったが、その時も和物系の店舗ではフランス人の団体で賑わっていたのを思い出した。

さてこうして逆輸入的に有名になった向きとしては、数年前だったかその意匠性が個人的に気になる「サダハル・アオキ」あたりをコメントした記憶があるが、海外ではほとんどパロディーにもなり得るジャンクな「和」に遭遇する率が高いだけにそういった点の貢献度は高いか。


ヨーロッパから見た艶

バレンタインデーが終ると本日はもう「桃の節句」であるが、これは五節供の一つでそろそろ気の利いた食事処あたりではさり気なく花が添えられていたりする時期でもある。

さて桃の節句といえば雛人形だが、数年前某所で見て気になっていた「リヤドロ」のものが今年はたしか1月だったか元宝塚女優のコメント付きで日経新聞に載っていたような記憶がある。

ポーセリンというカテゴリーで見ると食器まで展開している他のブランドが一般的にはどうしても目立ってしまうが西洋から見る日本の精緻な部分や、「カレライカレラ」あたりもそうであるようにその所謂艶の表現においてはスペインは本当に素晴らしい物を持っていると思う。

とつらつら個人的な意見だったが、ところでオリコンの調査によれば今年雛人形を飾らない予定とした向きは約7割近くとか、段々とそうした流れになるのか否かだが気に入った物を見つければまた意識が変るかも。


2/29よりイーバンク銀行の即時入金サービスを開始

東京コムウェルは、2月29日から商品先物オンライン取引口座への即時入金サービスを拡充し、イーバンク銀行の即時入金サービスを開始。これで同社の即時入金サービス対象金融機関はイーバンク銀行とジャパンネット銀行の2社に。それに伴いポイントを修正。

▼即時入金サービス提携銀行にイーバンク銀行を追加


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2/29より商品先物ネット取引「MEIJI WEB CX」サービス開始

MEIJI WEB CX

MEIJI WEB CX

明治物産は2月29日より商品先物ネット取引「MEIJI WEB CX」サービスを開始。
手数料は通常往復一律840円、日計り一律420円(金ミニは通常往復420円、日計り210円)、取扱銘柄は東工10銘柄、東穀4銘柄(ザラバ3銘柄は取扱なし)の計14銘柄。

▼明治物産オンライントレード「MEIJI WEB CX」

2/25付でサービス内容アンケートを送付済、「一目瞭然」への同社サービス内容反映は返答後に行いますので今しばらくお待ち下さい。


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総合への模索

さて一昨日記の通り東工取と包括的な相互協力協定を結んだ大証であるが、大証といえばもう一つ、米国のオプション取引所であるISEと共同で売買システム会社を設立し来年にも株式オプションの新市場をスタートさせる見通しと報道されている。

株式オプション自体はご存知既に存在しているが、売買高の伸び悩みという問題を抱え今回のシステム導入で利便性を高め市場活性化を図る狙いとかだが、海外取引所の日本進出はナスダック・ジャパン以来となる。

肝心のニーズという点で見ればワラント等の類似性を持った物の状況から勘案するに投資家の潜在性は可也あると思うが、今後のマザーマケット争いとなると東証あたりは同どう動くかである。

ところでついでに東工取のオプションも久し振りに見てみたが、年末にとうとう無くなってしまった取組が依然としてゼロのままであったがこれは何時まで放置されるのだろうか?


2/20-27実施追加サービスアンケート内容を反映

東京穀物商品取引所の一部銘柄ザラバ化などに伴い、比較項目を一部修正・追加した形でのサービスアンケート調査をネット取引取扱全28社を対象に2月20日〜2月27日の期間で実施しました。

▼比較項目の一部修正・追加&サービスアンケート実施
▼商品先物ネット取引/一目瞭然:評価ポイントテーブル(2/13改定)


[回答企業一覧:20社(返答順掲載)]
オムニコ・岡地・オリエント貿易・ドットコモディティ・エース交易・オクトキュービック・スターアセット証券・小林洋行・東京コムウェル・三菱商事フューチャーズ証券・フジトミ・SBIフューチャーズ・豊商事・大起産業・フジフューチャーズ・アイディーオー証券・北辰物産・ユナイテッドワールド証券・ハーベストフューチャーズ

各社からの回答を「一目瞭然」に反映し、2月28日時点でレーティング・ランキングを更新しました。

▼商品先物ネット取引全29社レーティング・ランキング(2/28更新)


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