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適正規模

さて可也な勢いで資金が集まっている「ラップ口座」であるが、大手の大和筆頭に小口化の動きが出て来た旨をい大手紙が報道していた。

ちょうど時期的に団塊マネーの商戦にも熱が入る期でもあり、こうした動きも自然な流れではあるが何やらマル信が一部大口層だけのものであったときからの変遷にも似た光景がある。

勿論両者間は以って異なるものであるのは明白であるが、REIT始め売れ過ぎる投信もそのキャパの問題から岐路に差し掛かっている部分もあり、かえって機動的な対応商品となるかも知れずそれはそれで時代に則した物であるか。


ストーンクラブ

本日はあのダスキンが、先のあおぞら銀行同様に東証一部へ直接上場となり、初値は公開価格と同値の1,750円と静かな滑り出しとなった。

さてダスキンといえば清掃事業と、ミスタードーナツ等で知られる外食産業が柱だが、この分野では個人的にミスドよりも赤坂に昔からあった東京ジョーズが印象深い。

当時としてはストーンクラブの爪やコンク貝を提供する店はまだ珍しかったが、好ロケーションとサービスの行き届いたスタッフの割りには手頃な料金であったがゆえに、昼夜問わず気軽によく利用したものだ。

ただ残念ながらこの東京ジョーズ、既に昨年その20年以上に亘る歴史に幕をおろしている。


ペコちゃん

さて本日は水産大手のマルハとニチロが株式交換で経営統合する事を発表していたが、この年末に来ても企業再編の波は活発化する一方。

そういえば業種は違うが、あの不二家もレストラン事業を投資顧問ベーシック・キャピタル・マネジメント運営のファンド主導で運営する事を本日発表していた。

同レストランといえばこの辺では銀座あたりしか思い浮かばないが、懐かしさや全般スモールポーションな事から子供だけでなくOL等にもファンが多いと聞く。

今後も聞いているだけでもファンド案件は多数あり、こんなところまでファンドが運営しているのかといった事例はまだまだ増えて来よう。


慣例

本日は証券取引等監視委員会からTTG社のファイナンス虚偽の件で金融庁に課徴金勧告が出ていたが、つい最近も東日本ハウスに対して課徴金勧告が為されていたばかり。

昨年課徴金制度が導入されてからジャスダックが狙い撃ちにされているが同委員会の積極的な動きが最近目立ち、インサイダー取引における勧告で初の業務停止処分となった大和では一部社外関係者との飲酒自粛命令まで出ているとの指摘もされている。

しかし今回の事例等は今でも当たり前のように為されているのが営業界では常識で、よくここまで表に出たなという意見が大半だが、今後益々営業と管理との確執が懸念されてしまうだろう。

どの業界でもこの点だけは何時の時代も変らないが。


EXIT

先月末に一度触れた明星食品へのTOBを実施していたファンド、スティール・パートナーズであるが各紙既報の通りTOBへの応募がゼロであったと発表している。

日清のそれとこれだけ乖離があれば当然の結果ともいえるが、前回触れた当時から本来の目的は逆に友好的TOBを支持する旨表明しているように、ここへ売却すべく好条件引出とも喧伝されていた。

実際これで30億円以上の売却益を手中に収めるわけで今回は会社法改正でLBO絡めいろいろな思惑も出ていたが、これとて何れに転んでも利鞘は抜けやはりこういったEXITを取ったのかという感じである。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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