408ページ目   雑記

対話始動?

当欄では10/12付で既報であるが、週末の日経にはNYSEが東証との業務提携提案した旨が出ていた。

また本日は「アジアや欧米の証取とも協議しないわけではない」と更なる提携も模索する考えを見せていたが、上場時メドに出資比率その他買収リスク含めて上手く交渉出来るかどうかが次の見所だろう。

また昨年暮れには「外国証券を中心に株式取引システムや手法は高度化しているが、東証はこうした実情をどこまで理解しているのか疑問。」として対話不足を指摘した事もあったが、こうした本題も忘れるわけにはいかない。


実力調査

本日は駅の構内で「ベルギー王立美術館展」の広告を見かけたのだが、?芸術の秋?よろしくこれからの期、美術館巡りが楽しみな向きも多いだろう。

そうそう美術館といえば、日経が全国の主要公立美術館を格付けする「美術館の実力調査」の結果が過日出ていたが、評価AAAは東京都現代美術館や横浜美術館など6館が挙がっていた。

横浜美術館などはジョージア・オキーフからそれこそ東山魁夷まで、ちょうど見たいと思う時期にその幅を酌まなく押さえて来るあたり個人的に好きなのだが、やはり公にも総合的に評価されていたようだ。

ところで冒頭の国立西洋もそうだが、公立のみとかいう枠を掃って評価する機会があってもいいのではとふと思う。


当限並み?2

さて先月末には「当限並み?」として夜間取引の執行リスクについて触れたが、昨日【我想う】で触れていたナンバーポータビリティ制度に絡んで新料金体系を発表していたソフトバンクはその夜間取引で3,000円の大台を超える高値を示現していた。

明けて買い物から高寄りした本市場であったものの、引けはほぼ安値引けのマイナスと正にリクイディティーに因る明暗が浮き彫りになった形である。

何れも場でついた正当な値段であるが、これも顕著化すると一頃の商品のPGM系のような煽りの裁定現象もやろうと思えばどこかやる輩が出て来てもおかしくはない。


天候デリバティブ

昨日は昨年に続いて損保ジャパンが、暖冬リスク対応デリバティブ定型商品「暖冬デリバティブ」を発売する事を発表していたが、本日は三井住友海上が落雷を対象とした「雷デリバティブ」の販売を発表していた。

こちらは中国電力から落雷データの提供を受け、先ずは落雷回数が多い中国地方での販売計画らしいが、日本初だけにどの程度引き合いがあるか興味深い。

また上記にしても例年当業者でさえ苦労している石油製品関係の調整等、ヘッジニーズは其れなりにあると思うのだがデリバティブだけに今後の枝葉に注目したい。


国内モノ

さて経営権を巡る争いから?空?になってしまった事で、一時三月から休業していたあの「一澤帆布」が新体制で本日より営業を再開した模様。

結局新体制派と旧体制派に分かれてしまったが、地元では職人に人望の厚い向きが有力勢からは支持されている感がある。

都内でもあの味のあるタグが付いたトートバックを持った女性陣をよく見かけるが、モノが良いだけにこうした部分を絶ちかねない係争は残念な限り。

そういえば関東でも数年前に元町界隈が揺れた「キタムラ事件」があったが、こちらを彷彿させるような今回の一件であった。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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