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バイナリーオプション

本日の株式市場で目立ったのは寄付からストップ高に買われた監理ポストの日興コーディアル、この手の状況になった企業にはよくある話だが米資産運用会社が突如として大量保有報告を出したり、米シティーグループが資本支援をする旨の報が材料として取り沙汰されている。

上場維持云々で来月は嫌でも注目が高まる事になろうが、やはり今回の一連の会計処理や飛ばしのレベルとその後の改善策等の経緯を見ていると、その事由はともあれ今迄市場から消えていった一部上場企業と遜色?の無いようにも思えてくる。

明日は財務局に有価証券報告書の訂正報告を出す運びだが粉飾を馬鹿正直に申告したカネボウは今や市場から撤退、金融大手だけに政治の色が見え隠れするがこのオプションの行方は如何に。


解禁相場?

さて日銀の政策金利引き上げ発表から一夜明けた株式市場では、約6年9ヶ月ぶりに18,000円台回復となり、TOPIXに至っては91年11月以来約15年3ヶ月ぶりに1800台を回復となっていた。

何かこう昨年は過剰流動性がこうした主力マーケットへ流れようとしている折に、タイミングよくライブドアショックやら金融庁絡みの規制やらが目立った感があるが、利上げ後のお約束通りの円安をテコにここまでの動きになって来た市場を見ると政策転換と取れなくも無い。

株価抑制から緩やかなバブル?へという感もあるが、本日は商品も軒並み高、結局その素地は充分なので政策が決まれば方向性が出るのも実に明瞭である。


百貨店のカラー

週明けの株式市場では、経営統合に向けて大詰めの交渉に入ったと報道された松坂屋と大丸が値上りベストテン入りした他、同業他社も軒並み高と再編思惑が広がった格好になっていた。

松坂屋に関してはこれまた村上ファンドが照準を合わせた時期があったが、ホテル兼業構想その他思惑もあり、また他も銀座あたりは増床計画案が幾つも計画されていると聞く。

この辺の激戦区では一口にデパートといっても各カラーがあり、各々が顧客ターゲット層を定めて特化してゆくということになろうが、毛色の全く異なる同業参入も予定されており株式共々面白くなりそうだ。


新感覚系?

一部ウォッチャーの間では来月オープンする「ハリウッドドリームザライド」が話題になっているUSJだが、本日はそのUSJが来月マザーズに上場する旨の報道があった。

既にGSが第三者割当を受けているが、これで株式市場もTDLに続き双璧が揃う事になる。

そのTDLことOLCだが週末発表の第三Q連結が好調だった事で本日は急反発しているが、双方共にいろいろあっただけに有効的に夢に投資していただきたいものである。

尚、USJは地元ヘラクレスが有力視されていたものの、一部への昇格を視野に入れ東京進出となったわけだがこんな事も地盤沈下の一助になってしまうのか。


適正規模

さて可也な勢いで資金が集まっている「ラップ口座」であるが、大手の大和筆頭に小口化の動きが出て来た旨をい大手紙が報道していた。

ちょうど時期的に団塊マネーの商戦にも熱が入る期でもあり、こうした動きも自然な流れではあるが何やらマル信が一部大口層だけのものであったときからの変遷にも似た光景がある。

勿論両者間は以って異なるものであるのは明白であるが、REIT始め売れ過ぎる投信もそのキャパの問題から岐路に差し掛かっている部分もあり、かえって機動的な対応商品となるかも知れずそれはそれで時代に則した物であるか。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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