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高収益の裏側

さて先のぶり返しと言おうか今度は米国発で株式市場、為替市場が再度大揺れとなっている。

事の発端はサブプライムローンが指摘されているが、この件は昨年から言われ始め今月に入ってからはその象徴銘柄であるニューセンチュリーが暴落し、昨日はとうとう取引停止から上場廃止の流れにまでなっていた。

この住宅系ではローン債権をパッケージ化して組成するデリバティブまで引き合いがあったらしく、静かに弾ける素地が醸造されていたという事か。

何れにしろ先に上海が弾けたが中国とて金融引き締めにさしたる効果が無く銀行融資が甘めになった感もあり、こうしたところの不動産投機はさながら我が国のバブルを彷彿させるに充分ではないか。


暖簾代

本日は不二家が2007年3月期連結決算の業績予想を出していたが、当然かな例の品質管理問題の影響で当初予想8億円の黒字から67億円の赤字に下方修正となっていた。

月末には銀座本社を不動産ファンドに売却するらしいがちなみにこのファンドも今が旬のシティー系、一方で支援が影響したとはいえ株価の方は事の外堅調で、不祥事発覚前の水準を越えてきているのは何やら日興に似たものがある。

さて食品系では過去に雪印があったがここまでの両者明暗の経緯として思い浮かぶのは、やはりペコちゃんのブランド力に因るところが大きいいか。

取引員も含めてあらゆる企業にいえるが、最後の暖簾代こそ軌跡であり価値である。


イーバンク銀行と提携し口座紹介サービスを開始

提携サービス簡単申込

提携サービス簡単申込

三貴商事はイーバンク銀行と業務提携し、イーバンク銀行の口座から「COMパス」の口座開設申込を簡単に行なえる、「提携サービス簡単申込」を2007年2月28日より開始。

▼イーバンク銀行との口座申込に関する業務提携
▼CX(商品先物取引)口座簡単申込(イーバンク銀行)

尚、3月13日時点でイーバンク銀行「提携サービス簡単申込」対応の取引会社はオリエント貿易、ひまわりCX、さくらフューチャーズ、三貴商事の4社。


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蓋を開けたら・・

週末のFUTURES PRESSて既報、カウボーイも本日採り上げているように主務省は取引員二社に対して行政処分を下してた。

うち一社は上場企業であった為にストップ安の洗礼を受け、約19万株の買いハナを消化出来ないオマケ付きで引けているが、特定商品高騰を囃して物色人気が一頃あっただけに残念というか甚だ遺憾な出来事である。

取引員株についてはその万年低PBRやPERの理由を以前にも当欄で指摘した事があったが、結局ディスクロに表面化して来ない不安要素が常に付き纏い、何かの切っ掛けで一気に表面化してくる怖さがある。

今後どの程度処分が出て来るか不透明な部分があるが、リクイディティー含めた収縮が懸念される。


3/12より「ほふり」を利用した有価証券充用に対応

SBIフューチャーズは3月12日よりお客様からお預りする株券の取扱いについて、証券保管振替制度の利用に対応。

▼商品先物取引、「証券保管振替制度」の利用について


当社では、お客様からお預りする株券の取扱いについて、証券保管振替制度(以下「保振制度」と言います。)を利用することといたしましたので、お知らせいたします。

なお、今後も従来通り「保振制度」を利用しない方法でも株券をお預りいたしますが、平成21年実施予定の「株券の電子化」後は、「保振制度」を利用しない方法では取引証拠金として株券をお預かりする事が出来なくなります。
また、「株券の電子化」実施直前は手続きが集中し、変更手続きに時間が掛かる事が予測され、お客様にご迷惑をおかけする可能性がございます。「保振制度」を利用しない方法で株券をお預け頂いているお客様におかれましては、早めに「保振制度」を利用する方法に変更していただけますようお願い申し上げます。

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携帯版「サイバートレーダーPro」に簡易ログイン・チャート表示機能追加

モバイル版サイバートレーダーProリニューアル

モバイル版サイバートレーダーProリニューアル

ひまわりCXは3月12日より携帯端末版「サイバートレーダーPro」をリニューアルし、簡易ログイン機能・チャート表示機能を追加。

携帯版「サイバートレーダーPro」は、これまで7桁のユーザーIDと8桁のパスワードが必要でしたが、一度ログインし暗証コード(数字4桁)を設定すれば、次回からは4桁の暗証コードのみの入力で簡単にログイン可能に。また、新機能としてチャート表示機能を追加し。チャートは、分足(5分足)、日足、週足、月足を選択でき、移動平均線、出来高、取組高も同時に表示。

▼モバイル版「サイバートレーダーPro」リニューアル(PDF)


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五輪特需?

昨年から時折ニュースにはなっていたが最近特に酷く増えて紙面を賑しているのがかれこれ5,700件にも上った「金属泥棒」、側溝の蓋や車止めに始まって銅線、半鐘、蛇口、果ては滑り台までとまあ節操が無いというか、よくやるなといった世界だ。

ところで先に別子こと住友鉱や三菱マテといった非鉄大手の収益が急拡大している旨が出ていたが、ご存知主因は中国等の旺盛な需要を背景にこれら国際商品価格が歴史的な高値圏にあるという事。

上記の捌き先は主にこの中国ルートが指摘されているが需要あるところにビジネス在り、僅か一週間で百億単位の再増額修正が為され、別子の株価が17年ぶりに2,000円台回復という背景にはいろいろな物が内包されているか。


転換促進相場

さて病み上がりの日経平均はフラついた中で反落となったが、そんな中を目立っていたのが連日の昨年来高値更新となっている新日鉄であった。

「来年は新日鉄を筆頭とする重厚長大モノに嫌でも期待がかかる」と別のコーナーに大納会のコメントを書いた記憶があるが、それにしても3億6千万以上の商いをこなす凄まじさで900円の大台タッチでは関係者の上場来高値が指呼の間という掛け声も威勢がよくなるだろう。

思えば同社、昨年秋口に主要行に対して3,000億円の優先出資証券を発行しているが、現在の時価であれば転換権を行使しその安定分の比率は高まっている筈。

表向きは普通に設備投資の資金調達としているが、今までの経緯を見るとこの辺はやはり敵対的買収の防衛策の一環かもしれない。


啓蟄

桃の節句が終ると本日はもう「啓蟄」であるが、これはご存知二十四節気のうちの一つで冬篭りの虫が春の陽気に誘われて土の中か顔を出すというもの。

ツクシを始めとしてふきのとうの花が咲き、幾多もの若芽が芽吹くとされる頃であるが見て愛でる向きあり、またこれらを食して愛でるのを毎年楽しみにしている向きもありで、四季を実感出来るもののひとつである。

ただ従来人造で或る程度の季節感が無くなった事例が幾つかあったが、昨今は広義でそれの歯止めが効かなくなったか今冬も平均気温が58年ぶり最高になり、イベント系やそれに付随する経済活動にも影響が出てきている点は憂慮すべきことだろう。


過剰流動性のボラ

週が明けても世界的な膨張収縮現象に歯止めが掛からず、本日は日経平均が575円安と今年最大の下げ幅となったのを始めに為替が115円台まで続伸、その煽りもあって商品先物各銘柄は値幅制限が拡大となってなおストップ安の崩落を続けている。

先月末に会計不信から「これも極端になって個別でオーバーナイト控えの動きが顕著化すると、またデイトレ時代第二幕の懸念も出て来よう。」とコメントしたが、このように常に追証懸念が付き纏う嵐になってみてこうした特異な商いが奏功してしまうという皮肉な結果になっている。

まあキャリーにしろ何にしろ、目に見えなかったリスクの増殖部分がこの崩落で表面化している分あらためて解り易くなっているので、どの辺でリセットというかコツンと来るか暫し高みの見物か。