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養殖と商品先物

先日金の偽造延べ板に触れたばかりで、これら一連の容疑者が見つかったとの事が大手紙に出ていたが、琵琶湖の方では本物の金の延べ板等を靴箱に隠していた向きが逮捕されたとの報があった。

で、容疑は相続の脱税なのだがその額14億円以上という事で過去4番目らしいが、約32億円の対象額の形成が本業の養殖業に加えて商品先物取引であったという点が注目される。

先月も当欄で「宣伝媒体」としてFX取引の脱税に触れた事があったが、やはり「形態はともあれ一段と表面化する時代へ既に入っている。」と書いておいた通りこの手が出て来た点は注目だろうか。


ゲイシャ

本日の商品市況はアラビカ・ロブスタ共にストップ高を交えコーヒーの急騰が目立っていたが、コーヒーといえば本日の時事に通常の100倍もする「ゲイシャ」なる生豆について取上げられていた。

この手では確か年明けにもルイ15世やバルザックも愛飲していたとかで「ブルボン・ポワントゥ」なる品種が取上げられていたが、お茶然りカカオ然りでどんな世界にもレア物の投機は存在するなと。

まあ特にレア物で無くとも来月くらいからあちこちでコーヒーは値上りする予定らしいが、その理由がBRICs等の新興国市民の所得水準が上がり贅沢品のコーヒーの味に目覚めた結果消費量が伸びた事によるものであるとか。

特に中国は6割増らしいが、この辺の影響も今後ジワジワと他方面に出て来るか。


グッチのドレス

今週は何かこう目立った話題も無かったが、メキシコで開催されていた2007年ミス・ユニバースでは日本代表が優勝するという快挙であった。

昨年7月にもこのミスユニバース関係に触れた記憶があったが、2003年の5位から昨年は既報の通り準優勝、そして今年といえば1959年以来の優勝というからアジアでの存在感も確固たるものになってきた。

ところでTVで優勝の瞬間を見たが、この時着ていたのは確かアメリカのセレブ司会者、オプラ・ウィンフリーがよく着ていたグッチのドレスではなかったかと・・。

流石、この手の大会で優勝するとアジア人では到底着こなせないと思われがちなこの手も、ドレスに着られていないように見えてくるから不思議。


商品先物システムトレードツール「スナイパープロ」を先行リリース

スナイパープロ

スナイパープロ

タイコム証券は、ロビンス-タイコム先物チャンピオンシップ参加者に限定して商品先物システムトレードツール「スナイパープロ」を先行リリース。当該システムの開発には2年の歳月をかけた、とのこと。尚、自動発注機能については今夏リリース予定で、プログラムはパワーランゲージという言語を使用。

▼商品先物シストレツール「スナイパープロ」先行リリース
▼ロビンス-タイコム先物チャンピオンシップ


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バリュー型?

ところで昨日は、小湊ホテル三日月で名物の時価1億2千万円相当の「黄金風呂」が盗まれたとの報道があった。

春先までは数千件にも上った金属泥棒が流行っていたが、その後は岐阜・高山の時価2億円相当の「金塊」や今回の金浴槽とまあ大掛かりに変わりないものの、よりバリュー?重視型の盗難が目立つようにも思える。

上記の金属泥棒も最近は以前のように物を捌くのが難しくなっているようだが、金といえば先月偽延べ板が簡単に換金出来てしまったように加工も容易でけっこう盲点が多く、その手のマーケットとしてはけっこう忙しい模様である。


CX・FXオンライン事業部門を分割しインヴァスト証券に承継へ

三貴商事は5月29日開催の取締役会においてCX・FXオンライン事業部門を分割しインヴァスト証券に承継させる会社分割に関し、基本合意書を締結することを決定。譲渡する事業は取引所為替証拠金取引、店頭為替証拠金取引及び商品先物取引に係るオンライン事業。

▼会社分割に関する基本合意のお知らせ(PDF)
▼インヴァスト証券ホームページ


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感染力

ロイターによれば中国国内の株式取引口座数が、初めて1億を上回った可能性があるとの事である。

昨日時点でも出来高が最高に達する中を上海総合株価指数が最高値を更新、一度に複数の口座開設が可能という部分を割り引いてもこの増殖ぶりは驚異だが、先週グリーンスパン前FRB議長も「いつかドラマチックな形で収縮するだろう」と警告を発しているように依然中国株バブル破裂警戒論は耐えない。

人民銀行の流動性回収アナウンスも意に介せず店頭に人だかりが出来ている光景は日本の80年台バブル以上のものを感じるが、所謂バブルだけにやはりその終焉は崩壊してからでないと確定出来ないのもまた事実である。


農水族

周知の通り農水省には週明けからショッキングなニュースが飛び込んでいる。

奇しくもその農水省を退官したての新東穀取理事長も本日記者会見をしていたが、引き継がれたコメ先物やらシステム問題等々けっこう厳しい状況には変わりない。

取引所そのものが似たり寄ったりの会員を擁しシステムも統一性の無いものだらけで前途多難だが、個別商品の方もやはり?官?の圧力が及ぶ物の道のりは未だ未だ遠いか。


プロの売却

本日の日経で「オフィスビル高額売買相次ぐ」なる記事を見かけたが、外資系の知人の間でも先のHSBCロンドン本社ビルは話題になっていた。

同社の場合5年程度で1,000億円以上を?利食った?計算となるが、国内でもフォーシーズンホテル丸の内を擁するパシフィック・センチュリー・プレイスが2,000億円で売れる等、先月モルガンの件で書いた通りの巨額なマネーが飛び交っている。

株や商品に限らずあらゆる相場には必ず天井が訪れるのだが今回は金融大手だけにこの辺は思惑で、そういった意味では同じロケーションでやはり売りの意向を示している野村あたりも注目で、?プロ?が売ったその後の動向もまた非常に興味深いところだ。